学生の街「吉田エリア」

京都大学
街路樹の似合う通り
(上)右のブロックも左のブロックも京都大学。広い!(下)日差しがきつい日には街路樹が心地よく感じられる。この通りは古本屋が多く並んでいた
前ページでも書きましたが、「吉田エリア」のランドマークは京都大学。「出町柳」駅から東へ500m程行ったあたりに「百万遍」という名の交差点がありますが、そこから南側へいっても、東へ進んでも京都大学。関西でいちばん「かしこい大学」が街の中心にドーンと座ります。

ちなみに、京都大学には3つのキャンパスがありますが、ここは「吉田キャンパス」と呼ばれるメインキャンパスで、大学の歴史を感じさせる建物が多く建ち並び、街の印象を落ち着いた雰囲気にするのに一役買っています。

ド真ん中に大学があるため、街全般の印象は「学生の街」。肩ひじ張らない庶民的な雰囲気です。京都大学総合博物館思文閣美術館といったアカデミックな施設が多く、古本屋もチラホラ。また、学生といえば→下宿→外食、というわけで安くてたくさん食べられそうな飲食店も数多くあります。

庶民的な雰囲気を後押しする要素として、道路が「京都っぽくない」ということもあげられます。京都といえば碁盤の目のようなきれいな区画が特徴。ただし、それは中心部だけの話で、周辺部はそうでないところも多いのですが、この「吉田エリア」は周辺にもまして、道路の幅や抜けている方向が一様ではなく、大通りを一本入ると自動車の入れない、もしくは入ることができても擦れ違えないような道が多くあります。

ちょっと昭和な雰囲気が○

レトロな塀の建物
レトロな塀(左側)と鬱蒼とした緑。各々が街の風景の一部となっている。古いのは寺社仏閣ばかりではない
大規模な集合住宅はあまり見かけられず、小ぶりなマンションや学生向け賃貸が散在し、その間を埋めるようにこじんまりとした一戸建てや町屋がある「吉田エリア」は、ノスタルジーを感じるエリア。

適度に錯綜した路地の数々。その路地や裏通りにはハッとするようなお店があったりで、自転車や徒歩での移動が楽しい街。自動車でバーンと乗りつけるような郊外型ショッピングセンターの類はありませんが、スーパーは点在し、駅も近く区役所もエリア内。無機質な都会の生活は嫌!というような方には、大変住みやすい街ではないでしょうか。


続いて、「今出川エリア」の紹介……といきたいのですが紙面が尽きました。こちらはvol.2を乞うご期待!

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