歴史ある地名「打出」
2号線の「楠公園前」交差点の北側にある「大楠公戦跡」の碑。かつて打出浜で楠正成が足利尊氏に勝利。それを記念して建てられた碑。碑、それ自体の歴史はそれほど古くなく約60年ほど前。 |
集落として栄えていたといわれても、そこまで古いとピンときませんので、もうちょっと後の時代のお話。
「芦屋」という地名は「伊勢物語」等の古典でしばしば名前の出てきますが、「打出」の名も相当古いものです。戦国時代にはすでに、打出・芦屋・三条・津知という4つの村があったそうです。その後4村が合併して精道村となり、昭和15年に精道村から芦屋市へとなり、現在にいたります。
精道村になる前の4村の規模は打出村と芦屋村が同等程度であったようなのですが、もし「芦屋市」ではなく「打出市」となっていたら「打出マダム」なんていわれてたのでしょうか?
大阪・神戸への足回りよし
駅北側徒歩3分くらいの場所にある打出公園には、檻がいくつかあり動物が飼われています。写真のクジャクは実際に打出公園で飼われていたもの。住宅街にクジャク……、不思議だ。 |
しかし不便かといえばそうでもなく、梅田までは朝のラッシュ時で約25分、三宮までは約20分(三宮の方が近いんですよ!)。それぞれ阪神「西宮」駅、阪神「魚崎」駅での乗り換えとなります。終電も梅田発00:20、三宮発00:03発ともに午前様OK。
また阪神「打出」駅は、新快速停車駅であるJR「芦屋」駅まで徒歩12分、約1kmしか離れていません。駅周辺及び北側の住まいなら十分に2WAYアクセスの立地です。打出に限った話でありませんが、芦屋市内はJR・阪急・阪神各線がそれほど離れておらず、市街地がコンパクト。ひとつの街としては手ごろな大きさだと思います。
では次のページでは、「打出」駅周辺の街並みを紹介いたします。