リフォームトラブル事例と対策-4
キッチンを新しくしたらブレーカーが落ちる!家電製品は大丈夫?
見積書に分電盤工事は別途と記載されていて、後から多額の費用が掛かったケースも。キッチンリフォームでは配線計画を十分に。
キッチンリフォームで食器洗い機や電子レンジ用のコンセントと回線は増やしてもらったが、新しいキッチン用にと買い揃えた家電製品を使ったら、ブレーカーが落ちるようになった。仕方ないので改めて電気工事を依頼したら、配線が壁の上に見えてしまい、また費用も割高になってしまった。
【対策】
キッチンリフォームをすると、料理が楽しくなり、新しい家電製品も増えるものです。
新型の炊飯器を購入したら、炊きあげが始まると消費電力が大きくなり、その瞬間にブレーカーが落ちてしまうようになったというケースもあります。
見積書に分電盤工事は別途と記載されていて、後から多額の費用が掛かったケースもあります。キッチンリフォームでは家電製品を含めた配線計画の確認を忘れずにしましょう。ブレーカーが落ちる時の対応策、便利なコンセントリストは下記でご紹介していますのであわせてご覧下さい。
■ここにあったら便利なコンセント-1
リフォームトラブル事例と対策-5
カーテンレールが無い!付属品の確認はした?
壁紙リフォームでは、壁に取り付けられたカーテンレールはいったん外して再度取り付けるので、レール交換も一緒に行うのがお得。
リビングのリフォーム完了後、カーテンを取り付けようとしたらレールが無かった。「窓の大きさが変わったので、元のレールはサイズが合わない、新しいレールは見積りには入っていない」との事だったので、追加で取り付けてもらったが、手間代が別途掛かってしまい予算オーバーしてしまった。
【対策】
内装リフォームでは、元々部屋に取り付けてあった付属品がそのまま使えるケース、使えなくなるケース、インテリアに合わせて新しい物に取り替えるケースなど、様々なケースがあります。
カーテンレール、ふさかけ、フック、ピクチャーレール、スイッチ、コンセント、エアコンなど部屋の細かい付属品についても忘れずに打合せをしておきましょう。
後から別に行なうと二度手間になってしまい、一緒にリフォームしておくほうがお得な付属品工事は、下記でご紹介していますのであわせてご覧下さい。
■壁紙リフォーム成功の5ステップ
リフォームトラブル事例と対策-6
クリーニングしてくれない!清掃費とは別のもの?
見積書の現場清掃費は、事前に確認しておきましょう。
見積書に「現場清掃費」とあったので、最後にクリーニングをしてくれると思っていたら、現場担当者が普通に掃除しただけだったので、自分で別途クリーニング業者を入れた。
【対策】
見積書の現場清掃費は、日々の片付けや簡単な清掃も含まれますので、清掃がどの程度なのか事前に確認しておきましょう。
例えば、専門業者によるクリーニングなのか、清掃範囲、フローリングの場合は床のワックス掛け、照明器具のクリーニングなど、細かく確認を行う事が大切です。
リフォームトラブル事例と対策
見積書を持って現場で指差し確認、打合せシートを活用する
テーブルの上での打ち合わせだけでは、見えないことがたくさんある。必ず現場で打ち合わせを。
見積書の受け取り方で、大事なことを見逃してしまうこともあります。見積書受け取り時の大切なポイントは下記で詳しくご紹介しています。
■リフォーム見積りの受取り時3つの注意点
またリフォームの打ち合わせでは「打ち合わせシート」を活用しましょう。2008年に建設業法の改正があり、業者は打ち合わせ記録の保存が義務付けられるようになっています。打ち合わせシートはトラブルを回避する大切な手段ですので必ず使いましょう。
打ち合わせシートの活用方法、打ち合わせシートをダウンロードできるサイトは下記でご紹介していますので、あわせてご覧下さい。
■リフォームトラブル事例!言った言わないを防ぐ
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