壁紙の張替えリフォーム成功の手順を、5ステップでご紹介します。まずは計画の立て方、次に見積もりの依頼の仕方、壁紙の選び方、そして工事が始まる前の準備~完成まで、押さえておきたいポイントをご紹介します。

周囲を見まわして、一緒にやるべきリフォームをチェックする
〈壁紙張替えの手順−1〉

スイッチプレート

壁紙の上に乗っているモノを確認。上に取り付けられているものはいったん外すと考えて。

壁紙の張替えリフォームの手順、1ステップ目は、タイミングを見て効率的なリフォーム計画を立てることです。張替え時期の目安は10年~15年ですが、このタイミングに合わせて一緒にやっておいたほうがいいものがあります。

残すと後になって、一緒にやればよかった!と後悔することが多いので、事前にチェックしておきましょう。

  • スイッチ、コンセントの交換や移動、増設
  • 照明器具の交換や移動、増設
  • エアコン、据え付け型の暖房機の交換や移動
  • カーテンレール、カーテンの交換や移動、スタイルの変更
  • 室内の木枠の塗装リフォーム…… など 

スイッチやコンセント、照明器具など電気設備の移動や増設は、配線が壁の下を通っているため、壁紙の張替えと一緒にやると、効率よく美しく仕上げることができます。エアコンは脱着に費用が掛かるため、10年以上古いものなら交換も視野に入れるといいでしょう。イマドキのエアコンはとても省エネで効きがよくなっています。

上記のリストは、一緒にやると効率がいいもの、後から別にやると二度手間になりやすいものです。壁紙の張替えリフォームの最初の手順は、周囲を見まわして、一緒にやるべきものをチェックすることから始めましょう。

 

現場を見てもらって、リフォームの見積もりを取る
〈壁紙張替えの手順−2〉

食器棚

大きな家具は誰がいつ移動する?中身はどうする?事前に確認しておく。

壁紙の周囲をチェックしたら次の手順は、リフォーム業者に現場を見てもらい、見積もりを取りましょう。金額は状況により異なります。我が家の場合はどれくらいの費用が掛かるのかを見積もってもらいましょう。その際には以下のことを忘れずに確認しておきましょう。

  • 壁紙の値段は?(通常品・廉価品・高級輸入品など)
  • エアコンは?(外さないor外すならその費用)
  • 大きな家具の移動は?(中身は出す?誰が?移動費用は?)
  • 工事日数はどれくらい?
  • 工事終了後のホコリの掃除や後片付けは?…… など

吹き抜けなど、高所の壁紙の張替えリフォームをする際は、家の中にも足場が必要になることがありますので、事前に確認しておきましょう。

 

リフォームならではの壁紙選びをする
〈壁紙張替えの手順−3〉

サンプルブック

リフォームするのに施工性がいい壁紙を集めたサンプルブックのページ。柄物もある(リフォームセレクション/サンゲツ

次の手順は壁紙選びです。ここでは新築とは違う、張替えリフォームならではのポイントを押さえて選ぶ必要があります。

古い壁紙を剥がした後の下地板は凸凹が多く、下地処理を行なっても、完全に平滑にはなりません。

そこに薄いものや表面に光沢があるもの、輸入製品などを張ってしまうと、下地の凸凹が目立ってしまいます。

そこで生まれたのが、リフォーム用壁紙です。これは、下地板に多少の凸凹があっても目立たないよう、厚手に作られていますので、安心して選ぶことができます。薄いタイプを張りたい場合は、新たな下地張りを行えば可能ですので、その分の見積もりを確認しましょう。

天井の壁紙・クロスの選び方や、柄物の上手な使い方、またよくある悩みや疑問については下記で詳しくご紹介していますのであわせてご覧下さい。

契約後、リフォーム工事の日程を確認、開始前の準備をする
〈壁紙張替えの手順−4〉

文鳥

壁紙のリフォーム中は、細かい粉が飛び散るので小動物は他の部屋へ移動を。

見積もりを取り、費用を確認し、工事請負契約をかわしたら、工事の日程を確認、家の中の準備をしましょう。工事は、今ある壁紙を剥がす→下地処理をする→新しい壁紙を張るという手順で進みますが、2番目の下地処理の段階で、小麦粉のような細かいパテの粉が飛び散ります。

工事中は、「養生」と言って、家具などをシートやビニールで覆ってくれますが、パテの粉は細かいのでスキマから入り込んでしまうこともあります。ホコリがついて困る物や小動物は、前もって他の部屋へ移動させておきましょう。移動させておきたいものを下記にまとめておきます。

  • パソコンやカメラ、テレビなどの精密機器
  • 熱帯魚や爬虫類などの水槽
  • 鳥かごやハムスターなどの小動物
  • 本やノートなどの紙類(ホコリが取りにくいため)…… など 

上記の他にも、貴金属類や食器、化粧品や趣味のモノなど、ホコリが付いて欲しくないものは、できるだけ他の部屋へ移動をさせておけば安心です。また工事の前には近隣への挨拶を済ませておきましょう。音がしない工事でも駐車問題などがあります。

工事前の挨拶の方法については、一戸建てとマンションでの挨拶の範囲、手土産や手紙文で必ず言っておくべきことなど、具体的な方法を下記で詳しくご紹介していますのでご覧下さい。

完了検査、そして終了後の数日間は様子を見る
〈壁紙張替えの手順−5〉

壁紙はり

工事が終わったら約束通りに出来上がっているか、リフォーム業者の担当者と一緒に確認検査を。

壁紙の張替えリフォームの手順、最後のステップは、工事完了検査です。工事が終わったら、約束通りに出来上がっているか、リフォーム業者の担当者と一緒に確認検査を行いましょう。

ただし、直後は、まだ濡れていたり、少しゆるんで見えたり、空気が入っているように見えたりすることもあります。指でこすってしまうと、黒ずんだり後でシワになったりすることがありますので、数日は様子を見ましょう。

数日経ってシッカリ乾いてくると、表面が落ち着いてくることも多いのですが、その段階でも直らない場合は、リフォーム業者に連絡し、手直しをしてもらいましょう。

 

いかがでしたか。壁紙のリフォームは、ちょっとしたコツを知っていると、満足度がぐんとアップします。5つの手順に沿って本当に満足できるリフォームを目指しましょう!

下記に、壁紙のリフォームでの意外な失敗と、その防ぎ方をまとめました。エアコンのせいでツギハギになった、パソコンが動かなくなった、費用が高くついたなど、実際にあった事例をご紹介していますので、あわせてご覧下さい。
【関連記事】


Copyright(c)2017 一級建築士事務所 Office Yuu,All rights reserved.