家賃査定のプロの技1~「有効面積を出す!」
【査定する物件】 間取り 2K 専有面積 33平米 和室6畳、4.5畳、K3畳 有効面積 13.5畳 収納1.5畳分 |
家賃査定の第一歩は、「その部屋の生活スペースはどのくらいか」ということ。ここでいう生活スペースとは、居室とリビング(L)、ダイニング(D)、キッチン(K)のことを指し、浴室やトイレ、収納部分は含まれません。例えば、右のような2Kの査定をするとしましょう。この場合、専有面積は33平米(=約10坪、つまり約20畳)ですが、有効面積は、6畳の和室・4.5畳の洋室とキッチンの3畳分の合計13.5畳となります。
収納が豊富にあったり、浴室にゆとりがあることは家賃にプラスになる要因ではありますが、やはり普段の生活ができるスペースがどのくらいあるのか、ということが査定には必要です。
有効面積が出せたら、次は「標準家賃」を出します。
>>>第2回:家賃査定のプロ技2「標準家賃を出す」
<「家賃査定の裏側」シリーズ>
第1回:家賃査定のプロ技1「有効面積を出す」
第2回:家賃査定のプロ技2「標準家賃を出す」
第3回:家賃査定のプロ技3「有効面積から仮賃料を出す」
第4回:家賃査定のプロ技4「付加価値のプラスマイナスを計算する」
第5回:家賃査定のプロ技5「いよいよ査定賃料を出す」