解離性健忘の特徴
解離性健忘になりやすいのは、年齢的には20~40代、性差は女>男で、ショッキングな出来事やトラウマが原因で、主に、その出来事に関する記憶が数時間~数日間、場合によっては長期間失われます。多くの場合、記憶が無くなる時も、戻る時も急で、その前後の意識もしっかりしています。また、前述した催眠術にかかりやすい人は解離性健忘を起こしやすいと言われています。失われた記憶を取り戻す為には、辛い出来事で強いショックを受けてしまった心をリラックスさせて、記憶を取り出し易くさせます。催眠術や麻酔薬などが用いられますが、一旦、記憶が回復したら、記憶を失った原因のトラウマに対処する必要があるでしょうから、心理療法を行うのが望ましいです。
ところで、解離性健忘では記憶に空白がある事に気付いていないこともあります。以下のような質問はしばしば、失われた記憶の存在を明らかにします。
・覚えの無いことについて他人から指摘されたことは?
・服のポケットやバッグにいつ入れたか覚えの無いものが入っていたことは?
・はっと我にかえったら、知らない所に来ていたことは?
当てはまるチェックポイントは無かったですか?記憶の空白は意外に多いかもしれませんよ。
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