タバコ・禁煙/禁煙補助薬・禁煙パッチ・禁煙外来

病院での禁煙・禁煙外来・カウンセリング(2ページ目)

タバコを止めようとは思ってるんだけど……と言う方は多いと思いますが、なかなか止めづらい、と感じていらっしゃるのではないでしょうか?病院での禁煙治療を活用しませんか?

狭間 研至

執筆者:狭間 研至

医師 / 癌ガイド


病院で治療を受けるための4条件

病院で治療を受けるための4条件
禁煙治療を保険診療として病院で受けるためには、4つの条件を満たすことが必要です。また、全ての医療機関が禁煙治療を行っているわけではないので、医療機関探しには、インターネットは非常に大きな威力を発揮します。
禁煙の治療を病院で受けられるようになったのは、比較的最近です。特に、一定の条件を満たせば健康保険が適応されるようになったのは、平成18年の4月からのことですから、この2?3年のできごとです。保険適応になったということは、国が、喫煙がニコチン依存症という疾患であるということと、禁煙を推進することで中長期的には、疾病の減少によって医療費削減につながると判断したためと考えられます。

ちなみに、病院には施設基準というものがあり、病院の敷地内が禁煙になっていることや、禁煙治療の経験を有する医師、専任の看護師の配置、呼気COモニター(呼気中の一酸化炭素濃度を測定し喫煙の程度をモニタリングする)の配備などの条件を満たしておかなければ、保険適応になりません。

また、治療を受ける側も、以下の4つの条件をクリアする必要があります。

1.ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト(TDS)で、ニコチン依存症と診断されたものであること。
2.ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上の者であること。
3.直ちに禁煙することを希望している患者であること。
4.「禁煙治療のための標準手順書」に則った禁煙治療について説明を受け、当該治療を受けることを文書により同意している者であること。

平成20年度からは、禁煙治療の新しい薬も保険適応になっていますので、従来のニコチンパッチを用いた方法では難しかった方も、是非、ご相談になってください。

ちなみに、自費で治療をうける場合には、施設基準も患者側の基準もありません。しかし、タバコ代が将来にわたって不要になれば、安いものです、と私自身は患者さんにお伝えしています。

最後に、禁煙は、がん予防に最も効果が高く、最も費用がかからず(長期的には、お金がセーブできます)、最も副作用が少ない方法である、ということをお伝えしておきたいと思います。

思い立ったが、吉日。まずは、下記サイトをご覧になってみて下さい。

禁煙サポートサイトいい禁煙
健康診断では分からないタバコのリスク
ガイドが選ぶおすすめ禁煙グッズベスト5
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