「気涸れ」を防ぐための生活改善ポイント
しきたりや形式にこだわらず、まずは四季の変化を生活に取り入れてみよう |
(1) 部屋の1箇所だけでも季節の設えを
暮らしに変化を持たせるためには、まずインテリアを変えること。全部替えるのではなく、リビングの1箇所、玄関などに飾りスペースを設け、そこに二十四節気、もしくは雑節(二十四節気を補う暦、「土用」「彼岸」「八十八夜」など)にちなんだ設えを楽しんだり、季節の花を飾ってみましょう。
(2) 四季に合わせて「布」の部分を変える
四季に合わせて、カーテンやクッションカバー、ベッドカバーのようなファブリックを変え、家の中に季節感を持たせましょう。大きくインテリアを変えなくても、布の部分を変えるだけで、住まいの印象はガラッと変わるものです。また、日常的にはランチョンマット、部屋着、パジャマのバリエーションを持っていると、大分暮らしが豊かになったように感じられます。
(3) 人を招いて「風通し」のよい住まいに
暮らしに四季を盛り込むのと共に、「人を招く」ことを習慣にしましょう。人を招くことによって日常にほどよい緊張感がもたらされますし、また季節の設えを人に見せることで会話も膨らみます。忙しくても、月に2回は人を招くことを目標にしましょう。
(4) 季節を楽しめる人間関係は「宝」
以上のような工夫を、自分一人でやってもつまらないものです。こうした四季の変化の喜びを、共に分かち合える人に出会えたら、その人間関係を大切にしましょう。生涯を共にするパートナーも、このような四季の変化に共感してくれる人を選べば、生活を共に豊かに育んでいくことができます。
「気涸れ期」の最中は無理をしない
体調が悪いと「気涸れ」になってしまうのはやむを得ない |
しかし、風邪をひいたり、プチうつになったり、女性は月経をきっかけにして、どうしても「気涸れ」になってしまうことはあるものです。そうしたときには、「変化」の楽しみはちょっとお休みして、ゆっくり体を休めましょう。
気涸れの最中に、無理をして人を招いたり、予定通りに晴れやかな宴会や食事会を楽しもうとすると、体に必ず負担がかかります。体調が戻れば、「気涸れ」も徐々に回復していきます。
そのためにも、体調が戻るまでは、あせって生活改善をしようとせず、栄養と休息を心がけて、自然に体調が回復してくるのをじっくりと待つことが大切です。