「会社生活」を楽にするためのポイント5
さらに、仕事のストレスを小さくするためには、自分を苦しくしているストレスの発生源に気づき、マメに改善を試みていくことが大切です。手始めに、ストレスを感じやすい以下の5つのポイントについて見直してみてはいかがでしょうか?1) 月曜日は“ウォーミング・アップの日”と心得るべし
月曜の朝に調子が上がらず、やる気が出ないのは当然のこと。週末でも睡眠のリズムは守り、月曜朝に疲れを残さないことが大切です。
また、月曜日は週の“ウォーミングアップの日”と心得、残業をしすぎずに早めに帰ることを目標にしましょう。
2) 「ランチタイム」で対人関係能力を鍛えるべし
半プライベートなランチタイムは、貴重なリフレッシュタイムです。1人で気ままに過ごすのもいいですが、仕事関係者との“義理”の付き合いに慣れ、対人関係能力を鍛えるための貴重な機会でもあります。会食時の談笑によるチームワーク改善効果は、大いにあります。
たまにでもよいので、周りにいる人に声を掛けてランチに誘ってみるといいでしょう。たとえば2週に1回でも、特定のランチ仲間以外の人を誘って会食してみましょう。
3) だるさや疲れを感じたら、朝型生活を始めるべし
朝、疲れがたまって起きられない、出勤しても午前中はボ~ッとしてやる気が出ない、という人は、思い切って朝型生活に変えてみましょう。帰宅後の娯楽や勉強はあきらめ、食事と入浴を済ませたらさっさと寝てしまうことです。
その分、早朝に起床し、出勤前にプライベートタイムを楽しみましょう。早寝をすれば睡眠の質が向上して朝もすっきり目覚められますし、早起きをすることで出勤時間までにはエンジンがかかり、朝から快調に働けます。
4) 過労ストレスは常に上司に伝えるべし
長時間残業、過重労働等によって、疲れがたまってきたときには極限まで我慢せず、健康状態を常に上司に伝えていくことが大切です。昨今の精神障害の労災認定件数の増加、過労自殺等の増加の状況からも、会社側は「安全配慮義務」に対して、内心では神経を尖らせ始めています。
「よく眠れない」「目覚めが悪い」「頭痛が続いている」「食欲がない」などと自覚している症状を上司に伝えることで、仕事の負担に配慮してもらえる可能性は大いにあります。
5) 気合いを傾ける仕事は「全体の2割程度」と心得るべし
仕事は手を抜かずに、どれもきちんと仕上げなければプロとは言えません。ただし、すべての仕事に関して情熱を傾け、こだわりすぎる必要はありません。
「勝負」をかけて挑む仕事は、それをやることで達成感やステップアップなど、何らかの“リターン”が期待できるものと捉えるといいでしょう。その他は「生計を得るためにやっている」というくらいの価値観で取り組んだ方が、ストレスをためずに効率よく働けます。
「勝負」となる仕事は、全仕事のほんの少数。誤差はありますが、だいたい全仕事の2割程度と心得ておくとよいでしょう。
他にも、仕事のストレスを軽減するポイントはたくさんありますが、ガイドの著書『どうして会社に行くのが嫌なのか』(アスキー新書)でも紹介しておりますので、興味のある方はぜひご参照ください。
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