ストレス/その他のストレス

「インフルエンザ不安症」になっていませんか?(2ページ目)

新型インフルエンザ、季節性インフルエンザが流行するこの季節。感染への万全な対策が大事ですが、心配しすぎてストレスをためると、逆に心の病気、ウイルス感染のリスクを高めることも。予防のためにも、ストレスをためない生活が大事です。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

不安が心と体の病気を招く

不安が募って心の病気になることもある

不安が募って心の病気になることもある

こうした不安にとらわれると心身の機能にも影響し、逆にさまざまな病気に近づいてしまうことも。

たとえば、心の病気では「全般性不安障害」という、不安を主訴とする病気があります。
長引く過剰な不安の症状に加え、落ち着きのなさ、疲れやすさ、集中力の低下、外からの刺激への敏感反応、筋肉の緊張、睡眠障害のうち3つ以上当てはまる場合には、その可能性が高くなります。このような症状に心当たりがあれば、心療内科を受診したほうがいいでしょう。

また、ウイルスにも感染しやすく、病気が重くなる可能性もあります。

ストレスを受けて自律神経のバランスが乱れると、ホルモンをつかさどる内分泌系が乱れ、また外からやってきた病気と闘う免疫系の機能も低下し、病気に対する抵抗力が弱くなることが分かっています。
実際、ストレスが多いときほど、風邪をひきやすいと自覚する人は多いでしょう。インフルエンザ感染も同じ。心配しすぎてストレスがたまると逆に感染を招いてしまう、といった事態にもなりかねません。


  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます