「恋愛」と「別離」をめぐる男女の心理とストレスは、どうして生まれるのでしょう? 心理学の理論をいくつか紹介します。

恋愛感情は、どうして湧いてくるの?

あなたがパートナーに選ぶのはどんな人?
あなたがパートナーに選ぶのはどんな人?
「たくさんの異性がいるのに、どうしてこの人を選んだんだろう」と、ふと不思議に思うことがありますよね。その「恋心」を説明する理論があります。一部を紹介しましょう。

●「似た者同士」ほど好きになる!?

物事に対して同じような態度をとる相手の方が、一緒にいてストレスを感じにくいものですよね。たとえば、同じテレビ番組を見て笑い合えたり、共通の趣味を楽しめる人。これを「態度の類似性」と言い、人は、自分と似た「態度」をとる人と、より親密になりやすい傾向があると言われています。

また容姿に関しても、「自分と同じ程度」と感じる人の方が、親しみやすいと思うのが一般的ではないでしょうか。逆に、相手があまりに美形すぎると引いてしまう、という人は多いですよね。このように、身体的な魅力が類似している者同士がパートナーとして選ばれやすいことは、「マッチング仮説」という理論で説明されています。

● 性格は「補い合い」!?

「性格」に関してはどうでしょう。性格は違う方が、お互いを補い合えるために親密になりやすい、という仮説があります。これを「性格の相補性」と言います。
たとえば、「支配的な人」は、どちらかと言えば「従順な人」を自然にパートナーに選んでいるのではないでしょうか。金銭の管理が苦手な人はそれが得意な人を、パートナーに選んでいるのではないでしょうか。これが、性格の相補性の一例です。

● よく会う人ほど好きになる!?

最初は知らない相手でも、毎日のようにあいさつを交わしているうちに、お互いに好感を持っていた、ということがありますよね。このように、単純な接触を繰り返すだけで好意を抱くようになることを「単純接触の効果」と言います。
また、あいさつだけではなく、じっくり話をしたり、一緒に出かけたりするとますます相手を好きになってしまうことがあるでしょう。このように、相手のことを知るにつれて好きになっていくことを「熟知性の原則」と言います。