ストレス/仕事・職場のストレス(パワハラ・セクハラ等)

仕事・職場とストレス

仕事にストレスはつきものですが、代表的にはどんなものがあるのでしょう。代表的な、コミュニケーション、仕事の量と質、報酬や保障への不安の3つについて解説します。

大美賀 直子

大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

メンタルケア・コンサルタント。公認心理師、精神保健福祉士、産業カウンセラーの資格を持ち、カウンセラー、作家、セミナー講師として活動する。現代人を悩ませるストレスに関する基礎知識と対処法を解説。ストレスマネジメントやメンタルケアに関する著書・監修多数。

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厚生労働省の調査によると、自分の仕事や職業生活に関して強い不安、悩み、ストレスを抱えている人の割合は、6割近くに上ります(平成19年「労働者健康状況調査」による)。こうした仕事のストレスを引き起こす原因には、どんなことがあるのでしょう。代表的と言われるものをあげてみましょう。

コミュニケーションの問題

協力性の薄いドライな職場が増えている
協力性の薄いドライな職場が増えている
職場の人間関係の問題は、今に始まったことではありません。しかし、近年では時代の変化に伴う新たなコミュニケーション上の問題が生まれ、一層深刻になっています。その代表的な要因には、次のようなものがあります。

  • 雇用の不安定化や非正規労働者の増加により、持続的な人間関係を築きにくい
  • 職場のIT化等により、個人的で行う仕事が増え、相談できる相手が少ない
  • 仕事の専門化、精鋭化が進み、上司による十分なフォローが得られにくい
  • 成果主義により個人の成績が問われ、助け合いの発想が失われている
  • あいさつ等のコミュニケーションを重視しない人が増えている


仕事の量と質の変化

雇用形態の多様化や職場のIT化、技術の高度発展などにより、仕事の量的、質的なストレスに苦しむ人も少なくありません。たとえば、次のような問題があります。
  • 非正規労働者の増加により、一部の正社員に責任の多い仕事が集中しやすい
  • 末端の仕事が集中する非正規労働者は、仕事のやりがいが少なく、実務でのスキル向上の機会を得られにくい
  • IT化の進展や国際競争の激化等によって、スピード化と能力向上が求められる
  • 技術の高度発展により、常に新しい情報や知識、技術の習得が求められる

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