優先順位をつける
人間関係にストレスを感じやすい人には、人間関係の優先順位がはっきりしなかったり、さほど重要でない人との関係に振り回されすぎているケースがよく見られます。自分を取り巻く人間関係を、A、B、Cでランク付けしてみましょう。A : 何があっても支えてくれる、最も大切な人
B : 親しいながらも、少し心の距離を保っている人
C : 表面的に印象よく付き合いたい人
現実には、どのランクとのコミュニケーションが多く、その関係に囚われているでしょう? 案外、BやCにばかり振り回されて、Aとのコミュニケーションが不足していることが多いものです。
人間関係には、優劣をつけることが肝心。Aとの関係をしっかり築き、BやCは「彩り」であると考えましょう。エネルギーのかけ方を間違わないことが大事です。
人間関係に依存しない
苦しいのにやめられない人間関係にはまる人は「共依存」かも!? |
ある人間関係にこだわりすぎる人の中には、「共依存」傾向をもつ人もいます。これは、人間関係に執着してしまう依存症です。口を出しすぎる親とベッタリ離れられない子との親子関係、暴力夫とそれに従い続ける妻との夫婦関係などが典型です。
共依存は、まずどちらかが自立したいと思うことが、解決へのスタートになります。そして、嗜癖問題に詳しい精神科医やカウンセラーとの連携、同じ問題を抱える自助グループやインターネットのコミュニティなどを利用して問題の根本に気づき、解決していくのが一般的には近道です。
上で見てきたように、人間関係のストレスを減らすには、きっちりと優先順位をつけること、また依存しないことが大事です。
また、多くの人が感じるストレスには「仕事」があります。仕事ではどんなストレスを感じやすいのか、次の記事で見てみましょう⇒「仕事とストレス」