睡眠/眠気のコントロール法

「睡眠日誌」で良質な短時間睡眠を実現!(3ページ目)

睡眠時間をもう少し削りたい! でも、日中に眠くなるのはイヤ! そんな贅沢なあなたに、布団の中で過ごす無駄な時間を削る「睡眠制限療法」をご紹介します。その高い効果は、医療機関でも実証済みです。

坪田 聡

執筆者:坪田 聡

医師 / 睡眠ガイド

起床時刻は、毎日一定にする

目覚まし時計
目覚めたときが、1日のスタートです
寝つきが悪い、あるいは朝、なかなか起きられない人の中には、睡眠と覚醒をコントロールする体内時計が壊れかけている人が多くいます。

普段の生活において、平日の睡眠不足を週末に取り戻すことは、ある意味良いことです。しかし、狂いがちな体内時計を正常に働かせるためには、毎日、同じ時刻に起きて、生活の正しいリズムを体と脳に覚えこませることが、不可欠です。

寝つきが悪くて布団の中で無駄な時間を過ごしている人は、今の起床時刻から目標床上時間を逆算して就寝時刻を決めます。今、寝床についている時刻よりも遅くなるので、本当に眠くなってから布団に入ることができます。

就寝時刻=【起床時刻】-【目標床上時間】

朝、目が覚めてから布団を出るまでに時間がかかる人は、「あなたもできる! 早起きの習慣化」シリーズ を参考にして、本当に起きなければいけない起床時刻を決めましょう。

不眠ではないけれど睡眠時間を短縮したい人は、就寝時刻は変えずに、起床時刻を早めます。目が覚めたらすぐに布団から出て、朝の無駄な時間を削りましょう。そして大切な朝の時間を、有効に使ってください。


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