運動と健康/柔軟性・姿勢・コンディショニング・身体の動き

見た目年齢が変わる!正しい立ち姿勢・座り姿勢のコツ(2ページ目)

姿勢を良くしたいと思っても、何から始めていいのかわからない人も多いのでは。ついつい楽な姿勢で過ごしているうちに、体はどんどんゆがんで正しい姿勢をとりづらくなってしまいます。普段からできる姿勢改善のコツをご紹介します。

西村 典子

執筆者:西村 典子

アスレティックトレーナー / 運動と健康ガイド

動作のクセのチェック法・改善法

日常動作のクセを改善するだけで姿勢が良くなるだけでなく、腰痛や体のゆがみからくる肩こりなどを和らげることができます。よくあるNG動作を例に、改善方法を
ご説明します。

■座り姿勢で足を組む、足を投げ出してしまう場合
骨盤と膝の位置が同じになるように腰かけましょう

骨盤と膝の位置が同じになるように腰かけるのがポイント

椅子に深く腰掛けて膝と腰の位置を同じ高さにします。椅子が高い場合は足元に台などを置いて調整すると自然ときれいな姿勢を保つことができます。

また運転するときには背もたれの角度をつけて、足を投げ出さないようにし、ハンドルを両手で持ってしっかりと正対して運転するようにしましょう。




■重いカバンを持つことが多い場合
両肩に重さが均等にかかるリュックサックは姿勢の崩れを防ぎます

両肩に重さが均等にかかるリュックサックは姿勢の崩れを防ぎます

毎日通勤・通学などで持つカバンを同じ肩にかけ続けると、片方の肩だけが疲労して肩こりの原因になったり、同じ側の足に体重がかかって腰や背骨のゆがみが生じたりします。できればリュックサックにして両肩に均等に重さがかかるようにするとよいでしょう。片側にカバンをかける場合は、長時間同じ肩にかけ続けないように注意。




簡単ストレッチと体幹を鍛える重要性

自分にとって楽な姿勢を取り続けてしまうと、姿勢が悪くなってしまいます。慣れないうちは正しい姿勢を取ることが負担になってしまうかもしれませんので、疲れを感じるときは簡単にできるストレッチで、体のゆがみを改善しましょう。身体をひねる、身体の側面を伸ばすなどの簡単ストレッチ法は、「準備運動・基本のダイナミックストレッチ」をご覧ください。

また腹筋をしめてぽっこりお腹を凹ますことも美しい姿勢に結びつきます。特に冬場は寒くて体を丸めてしまいがち。手袋やマフラーでしっかり防寒し、背筋を伸ばして颯爽と歩くように心がけてみましょう。
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