ウォームアップ 3つの目的

運動前の準備は念入りに

突然の運動はケガの元! 運動前の準備は念入りに

運動前には身体と心の準備、ウォームアップを行います。ウォームアップとは文字通り体を温めること。動かすことで筋肉の温度を高め、柔軟性をよくする準備運動と考えてください。ウォームアップの主な目的は次の3つです。

■運動に適した動きの準備
ウォームアップのストレッチでは、体温や筋肉の温度を上昇させ、筋肉の柔軟性をよくし、さまざまな関節の持つ可動域(関節の動く範囲)を高めることができます。体の柔軟性が高まることで、運動向きの動きを行いやすくなります。

■身体への負担やケガの予防
突然激しい運動をすると、心肺機能や筋肉に大きなダメージを与えてしまうことがあります。ウォームアップで最初に軽い負荷をかけておくことで、運動中に起こりやすい万一のケガを予防する効果が期待できます。

■運動する気持ちを整える心理的な準備
軽く身体を動かすことで血液中のアドレナリン量が多くなり、これが中枢神経を刺激します。「これから運動するぞ」といった心理的な準備が整い、意欲的に取り組めるようになります。

ウォームアップの方法は、季節や気温、天候、個人の運動習慣などによっても変化します。例えば、夏場はもともと気温も高いため、軽く身体を動かすだけでも効果が発揮されますが、冬場ではジョギングなどで少し身体を温めてからストレッチをするといったことも必要です。

「立って動きながら」がストレッチのコツ

ストレッチというと、柔軟体操のように「座ってリラックスして行うもの」と考える方も多いようです。しかし、運動前のストレッチはなるべく立った状態、または椅子などに座って身体を起こした状態で行いましょう。

心理的準備にも通じるものですが、地面に座ったり寝転がってしまったりすると、身体がリラックスしてしまい、運動に対するエンジンがかかりません。また、運動前にゆっくり筋肉を伸ばしてほぐしてしまうと、かえって神経の反応が鈍くなり、本来の運動能力が思うように発揮されず、ケガにつながるとも言われています。

運動前は心身ともにアクティブモードにするために、立って動きながら柔軟性を高めていく「ダイナミックストレッチ」という方法がオススメです