余剰食品の地産地消
「ふれあい工房 悠」のランチは、スープ、メインディッシュの鶏肉料理、サラダ、フルーツと盛りだくさんです。 |
経済的にもう少しゆとりができれば、有償ボランティアにできシニア世代が活躍する場にもなると思っています。
南 今の食品業界は、余裕がないのが現状なのでしょうね。また分配の輸送にかける経費や燃料を抑えるためにも、本当は地域単位で支え合えるシステムになるのが望ましいのですね。
浅葉 そう、余剰食品の地産地消ですね。
南 でも、近年温暖化の影響で、野菜の不作などの状況もあり、不安なこともあるのでは?
浅葉 そういう変化はあるかもしれませんが、そもそも私たちは、今できることとして余剰食品があるからそれを活かすための活動をしているので、団体存続に固執しているわけではありません。日本人が食品をむだなく大切に食べるようになって廃棄される食品がなくなったら、これほどよいことはないのです。発展的解散をする日がくることが望ましいですね。
南 せっかく作った食品を捨てなくてはならないのは、「もったいない」と感じている方は、まだまだおられると思いますので、こうした活動が広く伝わるように少しでもお役に立てればと思います。今日は、よいお話をありがとうございました。
今回のお話では、メーカーや小売店の余剰食品の活用でしたが、私たち消費者も、日々の暮らしの中で「ついうっかり」と腐らせてしまうことも多いものです。しかも家庭から出る食品廃棄物は、リサイクルに活用されることはありません。今後は食料や水不足が避けられない時代がくると言われる中で、もっともっと「もったいない」の心を大切に、食べ物を無駄なくいただききるようになりたいと思います。
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■参考
「食品リサイクル技術の概要」(環境技術ポータルサイト)
環境・循環型社会白書(環境省)