妊婦・食べすぎ・かぜの脈って……?
大家になると、脈を診ただけで性格も当てられちゃう?! |
・ 脈に軽くふれた時でも、深く押さえたときでも取れる
・ 脈の速度が速くも遅くもない
・ リズムが一定
・ 脈が滑らかで、ピンピン跳ねるような硬さがない
・ 尺部(1ページの「腎」の場所ですね)が有力
以上の5つが揃っていると「理想的な脈」といわれますが、体質や精神状態にも大いに影響を受けます。食後や女性なら生理中の変動も考えられます。今回は次のような症状に出やすい脈をご紹介しましょう。
■風邪の初期症状
風邪の初期はよく脈で判断ができるといわれています。軽く押さえただけで拍動を感じますが、強く押さえると脈が弱くなります。これを「浮脈」(ふみゃく)といい、ゾクゾクと寒気をともなうような症状なら、同じ「浮脈」でも緊張して力強い脈になります。
■食べ過ぎや妊婦
脈の往来がなめらかで、よく「玉が転がるような」脈と表現されるのが「滑脈」(かつみゃく)で脈拍も速めです。実は友人の妊婦脈を触ったことがあるのですが、日頃の弱い脈を知っているせいか、とても感動した記憶があります。妊娠初期が一番わかりやすいといわれています。
■男女の産み分け
妊婦さんは左と右の脈をよく比べてみましょう。とくに尺部(腎の場所です)の脈を調べたときにより力強いのはどちらでしょうか。尺部はどちらも「腎」の場所ですが、左の脈動が強ければ男、右ならば女とする文献があります。二つに一つの割合ですし、明確な理論は実は定かでありません……。ちなみに今までわたしが調べた3名はすべて的中しましたが、酒宴のつまみ話としてはいいのではないでしょうか。
脈診のアレコレ、いかがでしたでしょうか。まずはご自身の脈を触って慣れておいてください。そして次回の「脈診パート2」でお会いしましょう! 漢方の豆知識や記事の裏話などをご紹介しているガイドメルマガもどうぞご購読くださいね(登録は無料です)。
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