評価基準は「気軽で試しやすい」こと。ガイドの独断とはいえ、漢方薬局でリサーチしたり、これから着目されるであろう漢方アイテムをチョイスしたりと、かなり魅力的な内容になっています。ではさっそく5位からの発表です!
ベスト5 「葛の花」
このドリンクは葛の花だけでなく、ウコンエキスも配合 <写真提供:(株)太田胃散> |
生薬名は「葛花」と書いて「かっか」と呼び、紫色の花を咲かせます。酒毒を消す作用があるといわれ、二日酔いに煎じて飲むといいといわれています。口の渇きをとってくれ、酒酔いによる嘔吐にもいいですよ。
また、葛の花はイソフラボンやサポニンも豊富に含みます。これからますます研究も進んで、いろんな薬効が解明されるのではないでしょうか。そんな意味も含め、期待の一票をいれました!
ベスト4 「黄連解毒湯」(おうれんげどくとう)
身体に溜まったいらない熱を出すので、にきびに処方されることも <提供:クラシエ薬品(株)「クラシエ」漢方黄連解毒湯エキス顆粒> |
入っている成分としては、4つのみ。黄連、黄ごん、黄柏というどれも黄色の生薬と、同じくさつまいもなどを黄色く色づけるのに使う「くちなしの実」の、山梔子(さんしし)です。
お酒を飲むと身体に余分な熱がたまるのですが、たとえば「肺にたまった熱には黄ごん」などと、4つの生薬がそれぞれパートを分担して熱を冷まし、炎症を取ってくれる働きがあるのです。
では次のページで、注目のベスト2、3を発表します!