アトピーの悪くなる季節についてのアンケートにご回答いただき、ありがとうございました! 日本に特有の四季にどう付き合っていくのが良いのでしょう? 今回は、アトピーと四季の関係について説明します。

「アトピーが一番悪くなる季節」アンケート結果発表

「アトピーが一番悪くなる季節を教えてください」という質問の集計結果を発表します。たくさんの方にお答えいただき、ありがとうございました。
  
回答回答数
9%10名
58%67名
8%9名
25%29名

というアンケート結果でした。夏にアトピーが悪化する人が多いという結果ですね。今回はそれぞれの季節のもつ、アトピー悪化因子をご説明しましょう。

繰り返しになりますが、アトピーの原因をまとめますと、
  • 食べ物(卵・牛乳・乳製品・大豆・小麦・米など)
  • ダニ
  • ハウスダスト(家のホコリ)
  • 花粉(スギ、雑草など)
  • ペット(犬、猫など)
  • ホルムアルデヒドなどの化学物質
  • 乾燥肌
  • 清潔でない衣服を着ること
  • 汗をかいたままで清潔でない状態でいること
  • 清潔でない手で皮膚を掻くこと
  • ストレスや不規則な生活

などが挙げられます。食べ物、ダニ、ペットは1年中ですが、紫外線や乾燥、汗などは季節によって差があります。花粉ももちろんです。

花粉やストレスの多い春

季節的には過ごしやすい
寒い冬が終わり暖かくなります。この時期に悪化する場合は、スギ花粉が原因になっていることがあります。また、4月からの新年度で、職場や生活環境の変化がストレスになるのもこの季節。例えば、時間外労働が多く過重労働になっている場合、アトピーが悪化します。食生活の乱れから、皮膚にいいと言われるビタミンが不足し、肌荒れからもアトピーが悪化します。
  • 花粉ならスギやヒノキ
  • ストレス
  • 梅雨の時期ならダニ・ハウスダスト(家のホコリ)
  • 黄砂

といった要因が考えられます。花粉もダニ・ホコリを除くには、掃除が一番です。
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紫外線が大敵!の夏

皮膚に大敵な紫外線
喘息発作は少ない季節です。私の住む地域で喘息に関する調査をしましたが、春・秋に多く、夏に少ないとデータでした(日本小児アレルギー雑誌に掲載)。一方、アトピーは悪化する人が多い季節です。その大きな要因としては、
  • 日焼け(紫外線)
  • 花粉ならイネ科(ハルガヤ・オオアサガエリ)川の堤防で咲いている花
で、特に汗と日焼けは大きな要因と思われます。夏に一番多い紫外線は皮膚を刺激し、炎症を起こします。赤くなるのは皮膚に炎症が起こっているしるしですし、皮膚が黒くなるのは、紫外線への防御のためです。アトピーは皮膚炎ですから、紫外線でも悪化してしまいます。

そして汗には、様々な塩分などの電解質や水分が含まれています。体温が上昇を防ぐためにたくさんの汗をかきますが、汗の刺激と皮膚の常在菌によっても、アトピーは悪化してします。
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