主な消毒薬とは
皮膚を殺菌するのが消毒ですが、消毒に使われているものは多くあります |
消毒薬として主に使用されているのは
- ポビドン・ヨード10%(イソジンなど)
- グルコン酸クロルヘキシジン(ヒビテン・マスキンなど)
- エタノール(70%)
- 石けん(医療用として塩化ベンザルコニウム(オスバン・ウェルパスなど))
- 酢酸3%(お酢)
- 強酸性水
- 海水
- 温泉水
- 紫外線
などです。
皮膚の細菌
アトピーの原因や合併症に細菌が関与しています。アトピーの原因については詳しくはアトピーの原因を参照してください。特に、アトピーの病変部には、黄色ブドウ球菌がアトピーの増悪因子であることから、いかに黄色ブドウ球菌を減らすことが、アトピーの治療の1つです。アトピーの合併症に伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん:とびひ)があります。伝染性膿痂疹の原因は、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌が関与しています(『アトピーの合併症』を参照にしてください)。その意味でも、いかに皮膚を清潔にするかが重要です。普段からスキンケアを心がけましょう。
しかし、消毒にはデメリットもあるのです。
次のページでは、消毒の功罪についてご紹介します。