【目次】
■ そもそも睡眠障害の種類って? ⇒ P.1
■ ピクピクと脚が動いて目が覚める…… ⇒ P.2
■ 脚がムズムズして眠れない…… ⇒ P.3
そもそも、睡眠障害の種類って?
睡眠障害の原因は、たくさんあります |
不眠症を含めた睡眠障害の国際的な分類が初めて作られたのは、1979年のことでした。その後、いろいろな検討が加えられて、2005年に最新版の分類方法が出来上がりました。「睡眠障害国際分類 第2版」といいます。それによると睡眠障害は、8つのカテゴリーに分けられています。
1.不眠症: 精神生理性不眠、精神障害、一般疾患の不眠など
2.睡眠関連呼吸障害: 睡眠時無呼吸症候群など
3.中枢性過眠症: ナルコレプシー、反復性過眠症など
4.概日リズム睡眠障害: 睡眠相後退型、自由継続(非同調)型など(体内時計が狂った状態です)
5.睡眠時行動障害: 夢中遊行、夜驚症、レム睡眠行動障害など
6.睡眠関連運動障害: むずむず脚症候群、周期性四肢運動障害など
7.単独症状など: いびき、寝言、睡眠時ひきつけなど
8.その他の睡眠障害: 環境因性睡眠障害(騒音・温度・湿度など)
参考: 「睡眠障害ガイドブック 治療とケア」
今回はこの中から睡眠障害を起こす体の病気として、周期性四肢運動障害と、むずむず脚症候群による不眠をご紹介します。最近、注目を集めている睡眠時無呼吸症候群については、別の機会に詳しくご紹介します。
【関連記事・サイト集】
「不眠解決法は? あなたの快眠度チェック!」
「睡眠の基礎知識」
次のページでは、睡眠中に脚が痙攣して不眠に陥る病気について、解説します。