躁うつ病

『手に負えない気分の変動には治療が必要です。』
『手に負えない気分の変動には治療が必要です。』
前回2回にわたり、躁うつ病について取り上げました。躁うつ病は気分の上がり下がりが大き過ぎるのが特徴です。今回は、その治療について、お話いたします。

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気分の変動が大きすぎると生活に様々な支障が生じます。治療を受けないと自然に治ることは難しく、多くの場合、症状は悪くなる一方です。躁うつ病の治療では、お薬とカウンセリングが主ですが、時に、電気ショック療法も行われます。


気分を安定させるお薬

気分を安定させるお薬と言うと、何だか魔法のお薬みたいな響きがありますね。躁うつ病の治療ではリチウムという物質がよく使われています。お薬と言わずに物質と言ってしまった訳は、リチウム(Li)は、(周期表の4番目の)元素だからで、平たく言えば、土の成分なんです。

中には、「薬なんていらない。イライラした時はタバコを一服、落ち込んだ時は軽く一杯やれば十分!」とおっしゃる方もいるかもしれません。確かに気分の変動が病的でなければ薬は必要ありませんが、この場合、ニコチン、アルコール依存は大丈夫?


気分の変動のきっかけを探ろう

気分の上がり下がりには、きっかけがありがちです。
・ 競馬で当たった後、気分は上向きハイになった。
・ 恋人と口論して以後、うつになってしまった。
…etc:
きっかけが、はっきりすれば対処はやり易いですね。カウンセリングでは、気分が変動するきっかけを探り、ご本人が気分の変動の原因となりうるストレスに対処する手助けをします。


電気ショック療法

電気ショック療法は、自殺願望がみられたり、お薬の効果がない場合に適応となります。頭部に電極を付け、電流を一瞬、流し、脳の代謝を変化させる事によって、うつ状態を改善させます。詳しくは、過去の記事(電気ショック療法って何だろう?)をどうぞ。

躁うつ病の治療は長期戦になりがちです。その為、病気への理解を深めて、病気克服へのモチベーションを上げ、服薬などの治療スケジュールを守る事も大切です。


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