マンション相場・トレンド/マンション相場・買い時

10年後マンション価格はいくらになる?前篇(3ページ目)

永住目的での購入といっても気になるのが買ったマンションの資産価値。不動産調査会社東京カンテイの中山氏に、1997年分譲マンションが条件別にいくらになったのか取材。価格維持率の高い条件を紹介します。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド

最高階数の高いマンションが価格維持率が高い

 
首都圏マンションのリセールバリュー
首都圏最上階数別リセールバリュー(1997年分譲マンションの価格維持率) 出典:東京カンテイ 首都圏マンションのリセールバリュー


―――20階以上のマンションは、80%以上のリセールバリューですね

中山氏:
ランドマーク的な要素があり中古マンションになっても人気のあることが伺えます。タワーマンションは、駅前の好立地に多いというのも価格維持率の高い要因でしょう。

―――上記以外にも、傾向はありますか?

中山氏:
物件戸数規模別でみると、総戸数300戸以上のマンションの価格維持率が80%を超えています。50戸未満のマンションも価格維持率は77.9%と高く、最も低いカテゴリーは200戸以上250規模未満で68.7%となっています。単純に戸数規模が大きければ価値維持率が高いとはいえないようです。

相関関係が非常に高いのは、賃料水準です。賃料水準が高いエリアの方が価格維持率が高くなっています。

さらに次のページでは、賃料水準と価格維持率の相関関係を紹介します。
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