供給戸数は26%減、契約率63%
低迷するマンション市況の中でも苦戦が報じられる埼玉。価格上昇度合が大きかったことも一因か |
一方、首都圏の供給価格の動向は、1戸当たりの供給価格は前月比381万円アップの4,848万円(昨年対比3.3%アップ)で、1m2単価は67.8万円と昨年同時期比では、9.4%上昇しています。
地域別契約率は都区部62.6%、都下64.8%、神奈川68.2%、埼玉県40.3%、千葉県67.6%。埼玉県の販売が先月に続き低調です。
都区部の価格落ち着く
一方、エリア別の価格動向は以下のとおりになっており、東京都区部の価格がダウンしています。◆東京都区部 平均価格5,579万円(昨年対比11.4%ダウン)、1m2あたり単価82.1万円(4.4%ダウン)、
◆東京都下 平均価格5,960万円(昨年対比33.7%アップ)、1m2あたり単価78.0万円(31.5%アップ)
◆神奈川県 平均価格4,090万円(昨年対比3.4%ダウン)、1m2あたり単価59.8万円(9.9%アップ)
◆埼玉県 平均価格3,581万円(昨年対比3.8%ダウン)、1m2あたり単価47.5万円(4.8%ダウン)
◆千葉県 平均価格4,426万円(昨年対比15.8%アップ)、1m2あたり単価55.1万円(18.2%アップ)
竣工物件に関しては、価格改定や家具付モデルルーム販売など価格の弱含みが顕著ですが、工事費上昇もあり新規の供給価格は依然高い水準です。但し上昇が急だった、工事費も世界経済の減速や円高で徐々に落ち着いて来ているようです。
次のページでは、首都圏の中古マンション動向を紹介します。