古くから「千里眼の木」といわれているメグスリノキ
古くから「千里眼の木」といわれているメグスリノキ。覚えやすい名前なので、名前を聞いたことがある方も多いと思います。昔から民間薬として使われてきたそうですが、ほんとはどう効くの?そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。 そこで、予防医学として役立つ、最近の医学的研究のひとつをご紹介します。
メグスリノキはどう効く?
メグスリノキは、樹皮や葉の煎じ汁を用いて、かすみ目、疲れ目、二日酔いなど、眼や肝臓などに効果がある民間薬として江戸時代以前から重宝されてきました。和名もそのまま「目薬木(メグスリノキ)」になっています。江戸時代初期ごろには、樹皮を煎じた汁を服用したり、目薬や洗眼剤として繁用されたと記録に残っています。一説によると、目のかすみが解消されて、千里の先までよく見えるようになる、ということから「千里眼の木」とも呼ばれるようになったようです。
そして、明治時代にはいってから、西洋医学の普及により忘れられる存在となりましたが、近年は代替医療の見直しという潮流により、科学的研究対象となり、目の疾患への効果について様々な研究データが発表されるようになりました。
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