COPDと診断されたら
タバコの値段も上昇し、喫煙する場所も少なくなってきています。思い切って禁煙してみませんか? |
この他、急性増悪予防を含めた治療に関しては、気管支拡張剤吸入や肺炎球菌ワクチンなど様々な方法がありますが、残念ながら現時点ではCOPDそのものの進行を抑制したり、酸素療法以外には生命予後(寿命)を改善させたりすることのできる治療は確立していません。あくまでも禁煙によって予防することが唯一の手段ですので、この点だけは忘れないようにしてください。
COPDは肺だけでの病気ではなく、心不全を代表とする全身の合併症を引き起こすことがあります。特に精神面への影響は大きく、状況によっては精神科・心療内科も含めたケアも必要となります。また、酸素療法を必要とする最重症COPDでは、痰の窒息も含めて予期することのできない急変を引き起こしますので、本人だけではなくご家族も万が一に備えた覚悟が必要となります。なかなか止めることのできないタバコ、禁煙するにはご本人の決心だけでなく周りの後押しが大切です。
【関連リンク】
・ COPD予防のためには自覚症状のないうちからの禁煙が唯一の方法です
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⇒ 50代からの禁煙は医療機関で相談しましょう(All About 50代からの健康法)
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