突然死の多くは心臓疾患・脳疾患が原因となります。健康法だけでは回避することのできない病気ですが、少しでも危険性を下げるための方法、原因となる病気を発見する注意点についてご紹介します。


突然死を招く最大の原因 心臓突然死

Brugada-syndrome
検診で稀に見つかることのあるBrugada症候群は、男性の突然死の原因になることがあります
突然死の原因としては心臓疾患・脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)が多く、その中でも心臓突然死は突然死全体の5~6割を占めています。心臓突然死の直接の原因は心室細動という不整脈です。

心臓は収縮することで全身に血液を送り出すポンプの役割を果たす臓器ですが、心室細動が生じると、文字通り細かく心臓が震えだし、全身への血液の供給が不能となって死に至ります。この心室細動を起こしやすくする代表的な基礎疾患は次のものがあります。
  • 虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)
  • 心筋症(肥大型・拡張型の2型)
  • 心臓弁膜症(僧房弁疾患などの総称)
  • Brugada症候群
  • QT延長症候群
特に虚血性心疾患は生活習慣の欧米化に伴って増加しているのはご存知の通りです。それでは、突然死を招く代表的疾患、心筋梗塞について確認してみましょう。


心筋梗塞の原因は? あなたの危険度をチェック!

心筋梗塞に至る危険因子はいくつかありますが、次の4つはDeadly Quartets(死の四重奏)と呼ばれ、これらを併発している方ほど心筋梗塞に陥る危険性が高くなってしまいます。
  • 高血圧
  • 脂質代謝異常(高脂血症)
  • 糖代謝異常(糖尿病)
  • 肥満(特にりんご型と呼ばれる上半身肥満)
これ以外にも喫煙、ストレスなどの原因がありますが、いずれにしても心筋梗塞を予防するためには、少なくともここに挙げた4つの状態を改善することが必要ということになります。まずはご自身がどの項目に当てはまり、治療が必要な状態かどうかを確認することが大切です。それでは、実際にあなたの心筋梗塞の危険度を調べてみましょう。

こちらのリンクのダウンロードメニューから「冠動脈10年リスク予測(Microsoft Excel)」をダウンロードして、年齢や血圧などを入力してご自身がどの程度危険性があるのかを確認してください。

このプログラムはFraminghan heart studyという有名な研究結果をもとに前田先生(※)が作成されたもので、米国白人を基にした研究、狭心症を含まない、糖尿病や動脈硬化性疾患などの基礎疾患のないこと、といったデータの限界がありますので、絶対的なものではありませんが、健康状態を確認する上で大きな指標となります(リンクページでも注意事項をご確認ください)。果たしてあなたの危険度は健康な方と比べてどのぐらいでしょうか?

(※)リンクにあたり、まえだ循環器内科(山口県山口市)前田敏明先生のご厚意に深く感謝いたします。


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