「いいことが何もない……」って本当?
つまらない毎日にも、何かしら「いいこと」は起こっているはず |
人はストレス状態にあると、極端にネガティブな発想にとらわれがちです。その思いに任せていると行動や発想が抑制され、さらに出口の見えないマイナス思考の迷宮へと導かれてしまいます。
そこで、「何もいいことがない」と思い始めたら、意識してその「例外」を探すことが大事になります。
「いいことがない」と思っている人にも、現実には何かしら「いいこと」が起こっているはずなのです。「ちょっといい気持ちになったこと」や「何かをしてもらって、うれしかったこと」「少し希望を持てたこと」、現実にはこうしたことがいくつも起こっているのに、気づこうとしなかったり、忘れてしまっているのです。
さっそく「例外」を探してみよう!
あなたの「例外」は何ですか? |
たとえば「毎日残業して、帰ったら寝るだけ。何の楽しみもない」と思っているなら、その例外(たとえば、「最近、少しでも楽しい、うれしいと思ったこと」)を思い出してみましょう。次の例のように、どんなささいなことでもかまいません。
(例)
・朝起きたら、子どもに「パパ~」と抱きつかれた
・実家から好物のお菓子が届いた
・昨日買ったお酒が安い割においしくてラッキーだった
・窓辺に鉢植えを飾ったら、部屋の印象がよくなった
こういったことを、日々意識して思い出すようにするといいのです。ちなみに、この「例外」を探す方法は、「解決志向ブリーフセラピー」というカウンセリング手法のひとつでもあります。
細川貂々さん実践の「いいこと日記」>>次のページへ