ストレス/ストレス発散・解消法

身心改革の10回セッション~その2・深層部編 ロルフメソッドで体を変える2(2ページ目)

大好評のSI体験レポート!今回はいよいよ体の深層部のバランスをとるための4~7セッションのレポートをお送りします。ガイドの身体には果たして、どんな変化が現れたのでしょう。記事中に読者限定の割引情報も!

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド


肋骨の縁の辺りで、腹直筋は固まってしまうことが多い


鎖骨や脇の下あたりから主に体の前面にある組織を緩めていきます


セッション5(2003.9.4) おなかを中心とした筋肉にアプローチ

前セッションでは体のコアの働きを目覚めさせるために、脚の付け根までの筋肉のバランスをとりました。今回はそれに引き続き、その上の部分、主に恥骨から鎖骨の辺りまで、特におなかの筋肉のバランスをとっていきます

両足を固定して上半身を起こす「腹筋トレーニング」は、みなさんもやったことがあると思いますが、これは具体的にどこの筋肉だかわかりますか? この「腹筋」は、主に、腹部の表面にある筋肉のこと。しかし、おなかにはさらに深いところにも「腸腰筋(ちょうようきん)」と呼ばれる筋肉があり、これには「腸骨筋」(ちょうこつきん;骨盤に接した筋肉。股関節を曲げるときに使う)、「大腰筋」(だいようきん;背骨に接した筋肉。上半身と下半身をつないでいる)、「小腰筋」(しょうようきん;大骨筋に接した筋肉。大腰筋をサポートする)の3つの筋肉があります。

実は、リラックスして姿勢よくすっきり立ったり、しなやかなに身体を動かしたりするためには、このおなかの奥にある、大腰筋などの筋肉の働きがとても重要で、動きのすばらしいダンサーや、スポーツ選手などは、皆この大腰筋がうまく働いていると言われています。

しかし、表面にある腹筋や脚の付け根付近にある筋肉が強すぎたり、縮んで固まっていたりすると、大腰筋がうまく働くことができなくなってしまうのです。セッション5は、表層と深層の腹筋のバランスをとって大腰筋などの筋肉がもっとうまく働けるようにするのが狙いなのですが、ほとんどの人が多かれ少なかれこの部分に問題を抱えているため、もっとバランスをとることを意識する必要がある(のだとか)。

特に、私のように長時間すわって仕事をしている人などは、股関節をいつも「くの字」に折りたたんでいるような姿勢を続けているため、ここが固まってしまいやすいそうです。また、ポッコリおなか(まさに私の体型ですが・・・)を引っ込めようと思って無理に「腹筋トレーニング」ばかりしすぎると、からだ全体を縮めこまらせるため、かえって姿勢が悪くなってしまうこともあるそうなので、要注意なのだとか。

うれしいことに、回を追っていくごとに、信号待ちや電車の中で立っているときに姿勢をくずすとかえって肩などが重く感じるようになってきました!大塚先生によると、「コアの動きがでてきて、体のバランスに敏感になってきたため」なのだそうです。


セッション5の後、体はどう変わったの?

全セッション開始前
体は大分後ろに反っているのがわかります

  セッション5終了後
中心軸ができてきたために、体がより自然な感じで伸びてきました



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