撮影を日課にすれば
生活習慣を見直すこともできる
ガイド宅のある日の朝食メニュー。撮影を意識すると「きちんと作ろう」と思います |
---「自分」をテーマに写真を撮れば、もっとよりよく自分が変わっていけるということですね。
そうです。また、生活習慣のどこかに問題を感じている人は、それをテーマにして写真を撮り続けていくのも良い方法ですよ。
たとえば、「つい夜更かしして、朝が苦手。いつも遅刻ぎりぎりで自己嫌悪……」と思っている人は、毎朝、朝食の撮影を日課にしてみてください
「早起き」はなかなか難しいもの。しかし「朝ごはんの写真を撮るぞ!」と思うと、不思議と早寝早起きができてしまいます。「写真にする」と思うと「ちゃんと作ろう」という意欲が湧くので、前日から「なに作ろうかな」と計画的に考えたり、朝もご飯を作るために早起きしたりと、自然と生活のリズムが整うのです。
毎日のお弁当撮影を日課にしてみても。作り手の心象も記録できますね |
早寝早起きやダイエットなど、「意志の力」に左右されそうな生活習慣は、具体的なアクション(写真に撮る)に置き換え、その行為の成果を目に見えるカタチ(写真)にすることで、達成感を得ることができ、改善しやすくなります。
しかも、「食べた物」だけでなく、その人の食卓風景までもが記録されますから、その時々の心理状況を思い起こすのにも、とても役に立ちますね。日ごとにアルバムに残していけば、食生活の変遷も一目瞭然に分かります。
こんな風に、写真を利用して体と心が元気になっていくことこそ、まさにフォトセラピーの効果です。毎日デジカメで1枚ずつ撮るだけで記録できますので、最近、生活習慣が乱れ気味な人は、ぜひ試してみるといいでしょうね。
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