挫折をチャンスに変える
5つの心得
挫折にあったら、冷静に自分の人生を見つめなおそう |
その1) あわてて行動を起こそうとしない
挫折にあったときには、しばらくはむやみに動こうとしないことが大事。つらくても動向を見ながら、この逆境から何を学ぶべきなのかを考えます。
その2) 憎しみを引きずらない
誰かによって挫折に陥れられた場合、いつまでもその人を恨まないこと。また、自分より成功している人をねたまないこと。憎しみの気持ちを引きずっていると、この逆境から何を学ぶべきか、どう対処したらいいのかが、見えなくなります。また憎しみをバネにして行動を起こそうとしても、長い目で見ると幸せは得られません。
その3) 見直すべきポイントをチェックアップする
挫折に陥ったのは、自分に何らかの非があった証拠。見直すべきポイントは何かを、洗い出します。このとき、自分を反省することなしに、人や境遇、環境のせいにしてばかりいると、それ以上の成長は得られません。
その4) 次の挑戦のために研鑽する
自分に足りないところがわかったら、それをどう克服できるか、考えてみましょう。また、それと同時に自分なりの魅力を発見し、伸ばしていく努力も必要です。
その5) 十分磨かれてからチャンスに生かす
自分が十分に磨かれてきたら、それを生かすチャンスを待ちます。十分に成熟していないうちに生かそうとしても、大きな飛躍はできません。あせってすぐに結果を出そうとしないこと。また、チャンスが見つかった後も、自分を磨く努力は怠らないことです。
挫折にあっても
しなやかな心を
挫折にあっても突っ張らない。しなやかな心で対応しよう |
作家の五木寛之氏は、人の心と体を枝にたとえて『折れないためには、突っ張らないことだ※』といいました。雪の重さにパキンと折れてしまうのは、屈することのないつよい丈夫な枝。でも、一見弱々しく見えても、重圧に対してよくしなう枝は折れないのです。
挫折にあっても、しなやかな心が持ち続けることができることこそ、本当の強さなのではないでしょうか。
【参考引用文献】
※『養生の実技』 著:五木寛之 角川書店刊 2004年
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