「フォトセラピー」には
どんな行為があるの?

何気なく撮った写真の中に、自分らしい視点が隠れている
何気なく撮った写真の中に、自分らしい視点が隠れている

---「フォトセラピー」は、癒し系の写真を見るだけではないのですね。


かわいい動物などの写真をみて癒されることをフォトセラピーと思っている方が多いですが、「撮る」「撮ったものを見る」「見せてもらう」「誰かに撮ってもらう」という行為にも、セラピー効果があります。

積極的に元気を得るためには、自己表現として自分で撮影してみることが最も効果的です。さらに、撮ったものを後から見て、自分の目線に気付いたり、自分の撮った写真について親しい人に語る作業が、自分らしさの発見や気持ちの整理、人との絆を深めることにつながります。

見せた相手に「この写真はあなたらしいわね」と言われるとうれしいものですし、自分では見えてなかった自分らしさに気付かされたりも。撮った写真を通して気持ちを語り合うことで、コミュニケーションはもっともっと膨らみやすくなりますよ。


---「誰かに撮ってもらう」ことについてはどうでしょう?

誰かに自分の写真をキレイに撮ってもらうときには、普段よりもっとステキな表情をしよう、もっとはつらつとした自分でいよう、と意識しますよね。一瞬でも気持ちに張りが出て、前向きな気持ちになれます。さらに、その写真をお守りのように持って眺めることで、「自分はこんなにステキでいられる」と自信を持つことができます。

当協会の会員で訪問看護の仕事をしている女性がいますが、訪問先のお年寄りに「ステキに撮りますよ」と言ってカメラを向けると、みんな居住まいを正し、はつらつとした表情を見せてくれるそうです。そして、その写真を渡すと目がキラキラとして、いつもより元気になると言います。

セラピーというと、「心や体に問題を抱えている人が受ける」というイメージがありますが、写真によって元気をもらうのは、健康な私たちも同じではないでしょうか。「撮られる」ことで、いつもより良くなろうとする、ステキになろうとすることは、とても大きな心理効果だと思います。


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