もちろんです。一緒に住んでいても、パパがママのこうした心理状態に気づかないことが多いのが問題です。まず、周りが「産後1か月目くらいのママはうつになる危険あり!」ということをきちんと認識しておくことが大切です。
ママ自身もつらくなったら、周りに助けを求めて一晩ぐっすり寝ること! 「疲れたから、週末子どもを見てほしい」って言って、ご主人や実家の人に手伝ってもらったらいいんです。母乳にもこだわりすぎず、こういうときはミルクを大いに利用してぐっすり眠った方がいいんですよ。
また、ちょっと1人でショッピングに出かけたり、マッサージに出かけたりと、気分転換するのもいいですね。
●・・・・・産後のブルーは誰にでも起こるものなのでしょうか?
初産婦さんに多いのは、“産後にこういうブルーがやってくるということを知らない”からです。
事前に覚悟しておけば、慌てずにすみますから、精神的なこじれにまで発展せずにすむわけですね。
また、つらくなったら1人で考え込まずに産婦人科を受診しましょう。医師や助産婦さんが、産後ブルーについてきちんと説明してくれますし、必要であれば精神科を紹介してくれますから、安心できますよね。
●・・・・・その後も、子育て期のブルーは再びやってくるのでしょうか?
産後1年半くらいまでは、子どもの成長段階に合わせて、ママの心は揺れ動きます。
もちろん個人差はありますが、以下のような段階を踏む方が多いようですね。
産後2~3ヶ月目
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やっと子どもの生活と自分の生活を合わせられるようになる |
産後4ヶ月目~
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子どもと自分の生活のリズム調整ができるようになる。母親としての自信もつき、充実感を感じられる |
産後4ヶ月目~6ヵ月目
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慢性的な睡眠不足が影響して風邪を引くなど、体調不良になることも。体調がくずれると、気持ちが落ち込み育児の不安も現れるので、要注意。 |
産後8ヶ月目~
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夜泣きが増え、再びブルーになることもある。 |
産後1年目~
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夜泣きが落ち着くと、母親としての生活を楽しみ、子どもの要求にも心地よく応じられるようになる。 |
産後1年半くらい~
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社会とのかかわりの中で子育ての孤独を感じることも。また、夫の協力不足に不満を抱いたり、専業主婦の方は社会復帰への不安を感じることもある。 |
このようにして産後のママたちには、様々な苦難や喜びがあります。こうしたことを乗り越えながら、ママ自身も成長していくのです。
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