運動と健康/簡単トレーニング・ストレッチ・ウォーキング

等尺性運動と逆腹式呼吸の腹筋運動(2ページ目)

今回は、腹筋運動を取り上げました。腹筋運動は、通信販売の器具を利用する必要ありません。座っている時、歩いている時、通勤中、運転中にできる腹筋運動方法を紹介します。

西園寺 克

執筆者:西園寺 克

医師 / 感染症・健康情報ガイド

【集中して50回と10回×5分割のトレーニング効果は違うの?】

一度に50回と10回×5と分割した場合のトレーニング効果は、以前は異なると考えていました。最近のスポーツ医学ではサーキットトレニーニングのように、心肺機能を高める目的のトレーニングを除けば、集中しても分割しても効果が変わらないことがわかりました。むしろ集中してやった方が、疲労が残りやすい、器具を使った場合は運動中の事故も起こりやすいことが判明しています。特別な器具を使わないトレーニングはどこでもできます。複数回にトレーニングを分割してやれば、1回は少なくても結果として総運動回数を増やすことができます。

【逆腹式呼吸】

弓道でいうところの丹田呼吸法のことです。
息を吐きながら、お腹を膨らませます。次に、息を吸いながら、お腹を凹ませます。通常の腹式呼吸とは逆の動作です。この時に肩の力を抜いて、両脇を締めて、胸式呼吸を抑えた方がより効果的です。

1、2、3、4、5、6、7とゆっくり頭の中で数えながら、お腹をゆっくり膨らませて、息を吐き続けてます。
1、2、3、4、5、6、7とゆっくり頭の中で数えながら、お腹をゆっくり凹ませて、息を吸い続けます。

ズボンのベルトは外した方がやりやすいです。慣れるまでは、お腹の上に手を置いて膨らみ具合を確認して下さい。うまくできない方は、湯舟で試して下さい。お湯の動きでお腹の動きが分かるので、練習が簡単です。

注意事項は、高血圧症の方は、逆腹式呼吸をすると血圧が一過性に上がるので、血圧のコントロールがついてない場合は禁忌として下さい。
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