栄養管理/メタボ予防・減量したい人の栄養管理

チョコでメタボリックシンドローム予防!?

チョコレートは健康にいいのか悪いのか、いろいろと諸説ありますが、今回はその効果とオススメの食べ方をまとめてみます。

山田 恵子

山田 恵子

医師 / 女性の健康 ガイド

東京大学医学部卒業。整形外科専門医、認定産業医。東京大学医学部医療情報経済学、ハーバード大学研究所客員研究員等を経て、東京大学医学部附属病院整形外科。ロコモチャレンジ!推進協議会委員。研修医や救急医療でのハードワークで体を壊してしまった経験を含め、現代社会で頑張る女性に役立つ健康情報をお届けします。

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バレンタイン直前。最近はハイカカオチョコレートが人気。チョコレートは健康にいいのか悪いのか、いろいろと諸説ありますが、今回はその効果とオススメの食べ方をまとめてみます。

結局チョコレートは体に良いの悪いの?

チョコレートは体に良いの悪いの?
チョコレートは体に良いの悪いの?
そもそも、チョコレートはカカオ豆をつぶしたカカオマスにカカオバター、砂糖、香料などを加えて成型したもの。ココアバターとお砂糖だけを加えるとブラックチョコ、粉乳を加えるとミルクチョコレートになります。

バターですもの、もちろん高カロリー、高脂肪なことには間違いないですよね。カカオの含有率が高いチョコでも100gで500カロリーを越えるものも多く、食べすぎはもちろん禁物。ただし、チョコレートに含まれる脂肪の質は比較的良質なので(ステアリン酸やオレイン酸)、食べすぎなければ血中の悪玉コレステロール値は上がらない可能性大。

良い効能もいくつか挙げられています。チョコレートにはカカオポリフェノールというポリフェノールの一種が含まれ、抗酸化作用、動脈硬化予防作用、ひいては心疾患予防や血圧低下効果が期待できます。

「チョコを食べると虫歯になる」というのはよく言われる話ですが、チョコを食べて虫歯になるかならないかどうかは食べる量よりだらだら食べしないことのほうが重要そうです。(虫歯になりにくい上手なチョコレートの食べ方!?

また、カカオの脂肪酸には胃炎や胃潰瘍の原因のピロリ酸を殺菌する効果があるといわれています。

チョコの誘惑はあの口どけが原因!?

「チョコはカフェインが入っているからやめられない」などとよくいわれますが、実はそうではないようです。

あの臭いと舌触り、つまり、ココアの脂肪の融点は体温よりちょっと高いため、チョコレートは、お口にいれるとふわっととける、あの舌触りがやめられないという話。そうすると、じっくり味わって食べないともったいないですよね。

次ページでは「チョコはメタボリックシンドローム予防になる!?」>>

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