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BSEから現代の食問題を考える(2ページ目)

牛海綿状脳症(BSE)から偽装表示へ、問題噴出の日本。これらの問題を通して、今の食生活を見直してみましょう。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド

◆顔の見える関係づくりを◆

生産者が使命や誇りをもって育て、品質・味・安全性が高めてほしい。それに見合った料金ならば、今より多少高くても支払いたいと私は思います。

少し乱暴な言い方をあえてするならば、昔のように牛肉が高級になって消費量が減ったとしても、動物性脂肪の過剰摂取が問題な今、消費者のからだにはよいことではないでしょうか?

また環境面から考えてもこれ以上牛肉の消費量が増えるのは、水不足・エネルギー問題・飢餓人口の問題などが深刻に浮かびあがります。生産者の生活を支えるだけの価格バランスがとれれば、消費量が減るのは悪くないことだと思います。

また偽装表示の問題でも感じることですが、肉骨粉の輸入でもイギリスなどの闇ルートで相当入り込んでいるのではないかと、一部のマスコミで報道されています。結局顔の見えない遠いところの人が困っても、自分さえもうかればよい、という人間の闇の心の部分が、とても恐いです。

今後は、こういう闇のルートや不法投棄などする人の取締をきちんと、行政はやらないといけませんね。

私たち消費者も、安さだけを追求するのではなく、食生活や暮らし方を見直し成長したいものです。私たちのカラダは、環境につながり、環境は、生産地とつながっています。

■関連リンク
「牛海綿状脳症(BSE)の基礎知識」(家事の知恵より)
「ヒトの食性」(おいしい健康倶楽部より)※現・素食な生活
「狂牛病」(牛海綿状脳症/asahi.comより)
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