【生活習慣病には有効○】
キムチは、プロバイオティクス+食物繊維の効果により、コレステロールの吸収を抑制します。加えてニンニクにもこの効果があるので、高脂血症の予防効果があります。
薬念を解説した部分でも、ご説明させて頂きましたが、薬念には、抗酸化作用があって、脂質の酸化を予防するので、抗動脈硬化作用も期待できそうです。
よって、キムチは生活習慣病に有効といえます。
【ダイエット効果は×】
ところで、ダイエット法の一つにキムチダイエット法というのがありますが、カプサイシンがその効果の元とすると、量的な点からは効果は疑問です。
製法により含有量は異なるはずですが、グラム単位ではなくて、キログラム単位でキムチを食べないとダイエットは不可能とされています。
よって、現実的にキムチでダイエットをすることは、難しいでしょう。
【キムチは生で】
ところで、キムチを食べるときの注意が一つあります。
今まで説明してきた効果を狙って、『今日はキムチを食べるぞ!豚キムチにしようかな?キムチ鍋にしようかな?』と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、ここに一つ落とし穴があります。
キムチを加熱調理してしまうと、プロバイオティクス効果を生かす事ができません。また、キムチが含むビタミンCと葉酸も加熱には弱い成分です。
豚キムチや、キムチ鍋のようにキムチを加熱調理した献立ですと、せっかくのキムチ効果を存分に得ることが出来なくなってしまいます。なので、キムチはできるだけ生で食べましょう。
それでも、豚キムチを食べたい&キムチ効果も欲しいという欲張りなあなた!両方手に入るとっておきの方法があります。簡単なことなのですが、肉を加熱後にキムチを混ぜれば問題はありません。ちょっと一手間かかりますが、お試しください。
【キムチと合わせるおすすめ食材】
その他にも、ガイドおすすめのキムチの食べ方があります。
キムチには蛋白質(アミノ酸)の量が少ないので、高蛋白な食材と一緒に食べてみてはいかがでしょうか?
例えば、加熱しないで食べる豆腐、納豆と合わせる。
キムチ豆腐は簡単で栄養素の均衡が取れているのお薦めの逸品です。
また、キムチ納豆は韓日発酵食品によるプロバイオティクスの合わせ技ですね。
【キムチの賞味期間】
発酵食品で疑問なのは、その賞味期間の意味です。微生物が作用しているので、時間とともに味が変化します。キムチの場合は、乳酸菌に加えて、酢酸菌(酢酸を作る菌)も混在しているので、酸味が増します。日本人の漬け物に対する味覚からすると酸味が増したキムチは食べにくい感じがします。
いかがでしたか?キムチの、生活習慣病の改善効果や、サプリメント効果。美味しくキムチ効果を活かす食べ方まで、今回はご紹介してまいりました。
是非、ご家庭で実践してみてください。
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