1位 お味噌汁
お味噌汁をすすると心もカラダもほっとするのは、日本人のDNAに刻まれているのかも。 |
具沢山にすれば、ご飯や、お味噌汁で献立が成り立ちます。「食べ物はじめて物語」によると、昔から「味噌汁の実に、五菜三根を入れて食べれば、薬汁であるという言い伝えがあるそうです。菜は青菜類、根は根菜類です。具沢山の味噌汁でしっかり栄養がとれるということです。
お味噌汁は、塩分が高いからと敬遠する人もいますが、野菜や海草などをたっぷり入れれば、余分な塩分を排出するカリウムを加えることができます。日本人の健康を支えてきたお味噌汁を飲む習慣を、塩分という一面だけで失わないようにしたいものです。
こうして見ると、やはり日本人が伝統的に食べてきたものが多く見られますね。私たちの祖先が長い期間食べ続けてきたものには、命をつなぐために、有効なものが多く含まれていることが、現代になって化学的にも解明されつつあります。ベストテンに入ったもの、惜しくも入らなかった焼き魚や、煮物なども含めて、すばらしい日本人が食べ続けてきた食べ物を、私たちも大切に食べ続けていきましょう。
参考
■食べ物はじめて物語(永山久男著)/河出書房新社
■食材健康大事典/時事通信社
■関連リンク
●日本人の長寿の秘訣 命のコメ(食と健康)
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