理由を3つに集約する
結論が明確になったらば、結論にいたった理由を述べます。理由を述べるときは「3」という数字がキーです。人間は、3つという数字がいちばん納得いく数字なのです。理由付けが1つや2つだと、「根拠がうすいな」と感じてしまいます。5つや6つ、ましては10個の理由だと、沢山ありすぎてかえって分かりにくくなってしまいます。聞き手にとっては「整理されていない」と感じてしまいます。理由は3つに集約することがベストです。
例えば、「導入するサーバーはD社のサーバーにすべきである」の理由付けとして、
- 競合に比べて最も安い見積りである
- サポート面でも実績がある
- 業界スタンダード仕様で柔軟性がある
裏付けデータで思い込みを排除する
理由を述べたあと聞かれるのは「それってホント?」ということです。理由付けが屁理屈や思い込みに捉えられてしまうことがあります。そこで、3つの理由のそれぞれに、裏付けとなる証拠やデータをセットで用意しておくことが肝要です。例えば、- 理由1 競合に比べて最も安い見積りである
- データ 同等の性能のサーバーを主要5社に相見積もりさせた見積書
- 理由2 サポート面でも実績がある
- データ 各社のサービス体制の比較表
- 理由3 業界スタンダード仕様で柔軟性がある
- データ D社製品をつかったシステム拡張の他社事例
CRFの原則で、説得力に磨きをかけよう
CRFの原則にしたがって伝えたいことを整理する
この手法は日常の多くの場面で応用できます。報告書、提案書、企画書、メール、会議など。ぜひ応用して下さい。