第3ステップ 「打ち手を考える」

効果x時間マトリクス

効果x時間でとらえた実行策の分類マトリクスの例

問題の根本原因さえつかむことができれば、あとはどうやってそれを解決すればいいのか? ということになります。

これはHow(どうやって?)の思考で考えます。先程の医者の例でいうと、病気の原因がわかったら、これをどうやって除去するか? ということを考えるステップになります。手術で外科的に取り除く方法もあれば、施術方法も開腹施術、内視鏡施術、放射線などいろいろあります。

これらの方法のうち、それにかかる費用や時間、効果、それから苦痛などといった要素をそれぞれ評価します。その結果、どの打ち手がベストなのかをロジカルに考えていくというのがこのステップです。次のようなロジカルシンキングのフレームワークを利用すると、打ち手の評価がスムーズにできます。

  • 費用×効果マトリクス :縦に費用、横に効果をとった2×2の表
  • 時間×効果マトリクス :縦に時間、横に効果をとった2×2の表
  • プロコンチャート :項目ごとに利点・難点を評価した一覧表
  • 結果表 :項目ごとに点数などで評価した一覧表
など

第4ステップ 「実行プランに落とす」

ガントチャート

プロジェクト管理に欠かせないガントチャート

最後のステップは「実行プランに落とす」「実際に実行する」です。ロジカルシンキングをつかった実行プランの作り方としては、次のような考え方・ツールがあります。
  • ガントチャート :作業の開始時期・終了時期などがわかるプロジェクト管理のための図表
  • PERT図 :作業間の依存関係に注目したプロジェクト管理のための図表
  • WBS(Breakdown Structure-作業分解図): プロジェクト全体を細かい作業に分割した構成図
  • SMART目標設定: 目標やゴールが曖昧にならないための目標設定の手法
これらのフレームワーク・ツールは、実行スケジュールを明確にして役割分担や段取りまできめて進捗を管理することができます。先程の病気の例で言えば、手術の準備から当日、退院までの一連の流れのなかで、必要となるモノやおカネ、飲んでおくべきクスリや万が一のときのための連絡など、さまざまなやるべきことをロジカルシンキングのフレームワーク・ツールで整理することで、確実にスムーズに実施できます。

ロジカルシンキングの考え方では、これらの4ステップを踏むことで問題を解決することができます。

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