企業のIT活用/情報発信/HP/ブログ

集客できるホームページの作り方(2ページ目)

集客するためのチラシは一生懸命考えて印刷会社へ発注しますが、不思議なことにホームページは丸投げ発注してしまいます。どうすれば集客できるホームページが作れるのでしょうか。

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド

ホームページデザインはチラシ作りと同じ

ホームページ作りはチラシ作りと同じ

ホームページ作りはチラシ作りと同じ

想定した顧客ニーズにあわせてホームページを作ります。取引先数を減らしたいニーズなら、どうやって減らすことができるのか、なぜわが社で可能なのか今までの実績やできる理由を情報発信しなければなりません。まずはページで使うキャッチフレーズや文章に置き換え、写真などと一緒にレイアウトを考えます。

チラシ作りを印刷業者に丸投げする企業はありませんが不思議なことにホームページでは丸投げが多くなります。ITがよく分からないという意識が働くためでしょうが、ホームページ作りはチラシ作りと同じです。企業自身が集客できるページの内容を考えなければなりません。

ホームページ制作会社は、印刷会社と同じで事業のプロではありません。集客できるキャッチフレーズや文章を指示して、はじめて集客できるホームページを作ることができます。

ニーズを前提にキーワードを想定する

まとめて納品ならアセンブリが重要なキーワードになる

まとめて納品ならアセンブリが重要なキーワードになる

ニーズを前提に、相手がどんなキーワードを入力するか想定します。取引先の部品をまとめて納品してほしいというニーズなら、アセンブリ(組み立て)、モジュールというキーワードが想定されます。

納品なら、配送トラックなど物流に対応できることや配送できる地域情報も重要。想定した相手のニーズにこたえられる内容をページに記載していきます。最終工程のアセンブリを行い、モジュールとしての最終品質を確保できるという強みを強調できれば、相手から一度、工場を見せてくださいとアプローチがあるはずです。

キーワードの検索数はGoogle AdWordsキーワードツールなどで分かりますが、中小企業ならビッグキーワード(検索数が多いキーワード)ではなく検索数が少なくても相手が切実に探しているキーワードに対応する方が問い合わせが増えます。例えば金属材料ではなくSUS(ステンレス鋼)というキーワードにすればステンレス鋼に絞って探している人に対応できます。

メタタグ(ホームページに表示されないタグ)に言葉を並べたらキーワードと認識してくれると勘違いしている方が多いのですがキーワードは設定するものではありません。例えばSUSという言葉を検索エンジンでキーワード検索してほしいのなら、SUSやステンレス鋼について専門的に説明したページを作成します。ページ内にSUSやステンレスという言葉が文章として多く並べられていると検索エンジンがこのページはSUSについてのページだと認識してくれSUSというキーワードで表示されるようになります。こういった専門的ページを複数用意します。ページ数は多ければ多いほどよく、まずは30~50ページを目指しましょう。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます