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集客できるホームページの作り方

集客するためのチラシは一生懸命考えて印刷会社へ発注しますが、不思議なことにホームページは丸投げ発注してしまいます。どうすれば集客できるホームページが作れるのでしょうか。

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド

「会社案内」になっているホームページ

中小企業の経営者から、ホームページに思ったような集客がないので何とかならないかという相談がよくあります。ホームページを確認すると会社案内になっており、これでは取引先ぐらいしか見ないだろうなという内容。

ホームページを自社で作成しているところは少なく、外部のホームページ制作会社に依頼するケースがほとんどです。制作会社への依頼方法を確認すると、自社パンフレットや写真を事業者に渡して作成依頼しています。これでは会社案内のようなホームページになってしまうのは当たり前。どうしたら集客できるホームページを作ることができるのでしょうか。

顧客ターゲットを妄想で想定していく

顧客ターゲットの属性を妄想で想定していく

顧客ターゲットの属性を妄想で想定していく

集客できるホームページを作るには、誰にホームページを見てほしいのかまず考えましょう。社員や取引先は、会社についてよく知っているので今さら告知する必要はありません。見てほしい相手はBtoCビジネスならサービスや商品を買ってもらえる顧客、BtoBビジネスなら新規取引先になります。

顧客ターゲットはなるべく細かく設定します。目的は、ホームページを作る時に表現がぶれないようにするためです。ラブレターを書くのと同じで相手の顔を思い浮かべながら文章を書けば、相手に届く言葉やメッセージになります。どんなキーワードをいれそうか仮説をたてやすくもなります。

メーカーの資材部などと大雑把な顧客ターゲットにせず、細かく属性を決めていきます。知り合いで顧客になりそうな人がいたら知り合いを想定して属性を並べていきます。思い当たる人がいなければ、架空で属性を決めていきます。妄想でかまいません。例えば
  • 年令 45歳
  • 性別 男性
  • 居住地 高円寺
  • 家族構成 妻(40歳)、長男(12歳)
  • 最終学歴 青山学院大学 経済学部
  • 勤務先 家電部品メーカー
  • 従業員 300人
  • 職場 資材部
  • 職位 課長
と属性を洗い出します。次に顧客ニーズを想定します。そうすると、「部長から取引先数を10%減らすように言われているが、それには取引先の部品をまとめて納品してもらえるところを見つけないといけないなあ」などと、顧客の行動が見えてきて、ニーズが具体的になります。

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