社会人の大学・大学院/社会人の大学・大学院受験対策

社会人入試対策(出願書類編)(2ページ目)

出願書類は、合否判断に関わる重要な書類の集まりです。合格する志望理由書、研究計画書を作成するポイントをご紹介します。

西島 美保

執筆者:西島 美保

社会人の学びガイド

志望理由書は4段落構成で書こう

志望理由書は、4段落に分けると書きやすく相手も読みやすいでしょう。字数は志望校の指定字数を確認します。指定がなければ、A4サイズで1~2ページ以内に抑えましょう。

  • 第1段落:志望理由(志望動機)
    第1段落は、大学院で学びたい理由を簡潔に書きます。さらに自分がおかれている状況を簡単に述べ、進学理由と結び付けて書きましょう。具体的な理由は次の第2段落で詳しく述べます。
     
  • 第2段落:大学で何を勉強したいのか(第1段落のサポート)
    第2段落は、第1段落の志望理由をサポートする段落。社会人としてどのような経験をしてきたのか、その経験をどのように研究につなげていくのか、何に疑問を持ち、何をどのように勉強したいと思ったのか、社会人経験から大学院での研究を希望する経緯を積極的かつ具体的にアピールします。数値やデータ、実績などを交えてもいいですね。
     
  • 第3段落:なぜこの大学・大学院を選んだのか(この学校じゃないとダメな理由)
    この段落では、なぜこの大学院のこの研究科なのか、前の段落をさらに展開させ、数ある大学院の中からこの学校を選んだ理由を述べます。

    ここで重要なのは、学校(あるいは指導教授)に関する情報収集。その学校の特徴をよく知らなければ、この段落をうまく書くことはできません。自分がその大学院に何を求めているのか、明確にする必要があります。

    この段落で志望理由がうまく書けない人は、志望大学・大学院に積極的に足を運んで、学校や学生に会ってみましょう。出願前に指導を希望する教授と会うこともおすすめ。自分の言葉で「どうしてこの大学院じゃないとダメなのか?」を読み手に訴えます。
     
  • 第4段落:卒業後のキャリアプラン(進路等)
    最終段落では、学んだことを将来、どのように生かしたいのかなど、修了後のキャリアプランなど具体的に書いていきます。

    大学・大学院で学んだ専門知識をどのように活かすつもりかを具体的に書きます。現在の仕事を続けながら修了を目指す人は、仕事と関連付けた修了後の展望を書きます。この進学をきっかけに転職を考えているなら、その実現のためにどのようにこの進学をどう利用する(活かす)のかを書きましょう。

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