社会人の大学・大学院/社会人の大学・大学院の選び方

社会人の大学・大学院の選び方(2ページ目)

社会人が自分に合った大学・大学院を選ぶ際の注意点や選び方のチェックポイントをご紹介します。

西島 美保

執筆者:西島 美保

社会人の学びガイド

2.学びのスタイル(履修方法)を考える

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通学に時間を取れない、仕事で時間が不規則、という人には自宅で空き時間を利用して学べる通信制大学・大学院がオススメ。
目的が固まったら次は学びのスタイル(履修方法)について検討しましょう。大学・大学院は学生の様々な状況に対応できるよう、多種多様な制度を取り入れています。自分に合ったスタイルを見つけることが大切です。実際に学んでいる人の話などを聞いてみるのもおすすめです。

  • 昼間仕事なので平日夜や土日に学びたい場合は、昼夜開講制、夜間
  • 仕事を辞めて学びたい場合は、昼間開講制、昼夜開講制
  • 職場や自宅から通える学校がない、空いた時間に自宅で学びたい場合は、通信制
  • じっくり自分のペースで学びたい場合は、長期履修制度
  • 短期間に集中して学びたい場合は、短期履修制度、1年制大学院
  • 好きな科目だけ学びたい場合は、公開講座、聴講生、科目等履修生

3.入試形態を考える

社会人が対象の入試形態としては下記のようなものがあり、受験者は自分の条件に合わせ、自由に選ぶことができます。学校や専攻によって実施している入試の種類は異なりますので、自分に有利な入試形態を持つ学校を選ぶようにしましょう。

社会人入試
社会人(家庭の主婦を含む)を対象とした入試制度。年齢制限(例:30歳以上)や実務経験(例:3年以上)などの条件を課しているところがほとんどです。入試科目は大学の場合、書類審査・小論文・面接が一般的。学校によっては小論文がないところや、英語などの試験を課すところもあります。大学院では研究計画書の提出が要求されるところが多いです。

AO入試
アドミッションオフィス方式と呼ばれる入試。面接やプレゼンテーションなどで人物をアピールする試験で、学力試験はありません。最近では学力重視の風潮からか、AO方式を取りやめる学校も増えてきています。

編入学試験
主に高専や短大などを卒業した人、大卒者などが大学2年次あるいは3年次に編入学するための試験です。1年次から入学するのに比べ、短い期間で卒業を目指せるのがメリット。編入学試験は学校によって試験科目が大きく異なり、また実施しているところとそうでないところがあります。

一般入試
専門科目の試験があり、多くの高校生が大学受験の際に受ける試験。現役の高校生や予備校生などと同じように学力によって判断されるため、受験勉強から長く離れた社会人には多少不利。しかし学力に自信があれば、この試験に挑戦するのも選択肢の一つ。

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