企画力は、日々の鍛錬のなかでしか磨かれません。企画するたくさんの場数を作ることが大事。しかし、毎日企画を立てるとなると、それなりに大変です。「ある程度、フォーマットが欲しいなぁ」という思いが浮かんできますよね。フォーマットにパカパカと当てはめていけば、企画の形に整っていく。そんな風になれば、いいなとは思いませんでしょうか?

そこで、今回は企画のミニマム・フォーマットをお伝えしたいと思います。ミニマム・フォーマットとは、言い換えれば企画が満たすべき最小要件です。「最低限、○○と△△があれば、企画として成立する」というものをお伝えしていきます。

企画は「なぜ?」「どうやって?」の2つが必要

企画を立てるときに必要な要素はシンプル。「なぜ?」「どうやって?」を押さえるだけでよい

企画を立てるときに必要な要素はシンプル。「なぜ?」「どうやって?」を押さえるだけでよい

まず、結論を申し上げましょう。企画が成立するために必要なのは、「なぜ?」と「どうやって?」の2つです。これさえあれば、企画として形を成します。

例を挙げましょう。社内のオフィスレイアウト変更を、課長に提案するというシーンがあったとします。ここでただ単に「課長、たまにはレイアウト変更をしましょう」と言うだけでは、まだ企画と呼べる段階ではありません。課長から「別にその必要性はないだろう」と一蹴されてしまうかも。

「なぜ?」は実行の結果得られるメリット

企画とは「今よりいい状態を作り出すためのアイデア提案」なわけですから、まずはオフィスレイアウト変更をすることで、今よりも良い状態が作り出せるということを説得する必要があります。たとえば、気分がリフレッシュされることで社員のモチベーションが高まるとか、複雑な動線をシンプル化することで社員の生産性が向上するとか。理由はたくさんあるでしょう。

その企画を実行する理由、つまり企画の「なぜ?」の要素は、企画によって得られるメリットの言い換えです。「○○というメリットが得られるから」が企画を実行するための「なぜ?」なわけです。だから、もし「ひとつも理由が思いつかない!!」というのであれば、そのアイデアは実行すべきではないのでしょう。だって、実行したところで、特にメリットはないのですから。