本業と週末起業。この身はひとつしかないのに、どうやってふたつの仕事をこなせばいいのだろう・・・などと悩んでいませんか。そんな人にぜひおすすめしたいのが、奥さまを巻き込むこと。これが夫婦円満、勤務先とも円満に事を進めるコツなのです。

●昼間の電話応対・作業を任せる

HPに電話番号などを載せると、いつなんどき顧客からの電話がかかってくるかわかりません。とはいえ、いつも留守電では信用を失いかねず、頭の痛いところです。

このような場合は、奥さまに対応を一任するのが得策。また、商品の発送や梱包作業なども奥さまと一緒におこなうとスピーディに進めることができます。

週末起業を始めると、どうしてもプライベートな時間を費やすこととなり、家族が犠牲になりがち。しかし、共同作業にしてしまえば、共通の目的ができ、普段の会話も弾むこと請け合い。単純な作業なら、子どもと一緒に取り組んでもよいでしょう。


●妻を代表者にする手もある

週末起業を始めるにあたって、一番心配なのは勤務先とのトラブル。就業時間はきちんと仕事をこなし、会社に迷惑をかけないのであれば、退社後や週末に何をしようと、基本的に個人の自由のはず。それでも「副業していることがバレたら、クビになってしまうのでは・・・」という不安が募り、なかなか一歩を踏み出せない人が多いのではないでしょうか。

そんなときは表向き、奥さまを代表者にすれば、万が一、事業をしていることが周囲にわかっても安心です。代表者住所や連絡先などをウエブ上で公開することもできます。

ただし、ひとつ気をつけなくてはいけないことがあります。それは奥さまの所得をいくらに設定するか

この場合、法人化するかしないかで事情は大きく違います。まず、奥さまが個人事業主として代表に立った場合。所得(収入-必要経費)が38万円を超えると、所得税が発生するうえ、夫の給与における配偶者控除が受けられなくなります。

また、法人を設立して奥さまが「経営者」になった場合、役員給与が103万円を超えると「所得税」が、130万円以上だと「年金」や「健康保険料」が発生します。さらに会社から扶養手当が出ている場合、奥さまに所得が発生すると支給が受けられなくなる場合もありますので、注意が必要です。

このように所得の設定次第では、かえってうまみがなくなるので注意しましょう。


子供や奥さまとともに一喜一憂しながら「週末起業」に取り組む――。それは、かけがえのない家族の「共通体験」につながります。「お父さんは外で働き、お母さんは家事をする」という家庭では、なかなか得がたい絆が生まれることもあるでしょう。夫婦の関係が深まると同時に、子どもの起業家マインドを育てることにもなります。そんな意味から言っても、「奥さまと取り組む週末起業」には大きな価値があるのではないでしょうか。



【関連サイト】
週末起業フォーラム
【関連Book】

情報起業(藤井孝一著・筑摩書房)
▲New!
週末起業(藤井孝一著・筑摩書房)
週末起業完全マニュアル(森英樹・藤井孝一著 明日香出版社)
実例!週末起業(監修 藤井孝一 宝島社)

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。