
著 者 : 島田 晴雄
価 格 : ¥1,600 単行本 - 254 p
出版日 : 2001/07/01
出版社 : 日本経済新聞社
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<お勧めのワケ>
【藤井の読後感】
構造改革は痛みを伴います。例えば、職を失う人が大勢出ます。でも「新しい産業がこれを吸収するから大丈夫」と言う人がいます。本当でしょうか?
本書はまさにそのスタンスに立っています。何せあたらしい産業が500万人の雇用創出をするという明るい話ですから。
ではその新しい産業の担い手はどんな企業でしょう。それはベンチャー企業です。だからこれまで以上に、起業支援が重要になのです。
しかし、これまで国や地方自治体の起業支援はうまくいっていません。起業はちっとも増えていません。
理由は、これまでの起業支援が単なる「起業家支援」だったからです。お金を貸し、税金で優遇すれば、みんな勝手に起業するだろうと言うものです。
しかし、今足りないのは「起業家」そのものなんです。つまり“起業マインド”を持った人材が足りないのです。ですから起業家を育成することがより大事です。
本書には“どんな分野に起業のチャンスがあるか”が詳細にかかれています。構造改革を理解するだけでなく、それの中で何をしたら良いか、ヒントを与えてくれる一冊です。
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