高い購買意欲を持つ見込み客が集まる、ネットオークション。ヤフーのオークション事業部門では、今年第2四半期だけで、売上高61億1,400万円に達しています。ネットオークション市場は今や、日本の一大マーケットを形成しているといえるでしょう。

新千円札の見本や天然記念物の剥製が出品されるなど、耳を疑うような事件も相次いでいますが、ビジネスに関心を持つ人々にとって大きな魅力を秘めていることに変わりはありません。パソコンさえあれば、誰でも参入でき、ノーリスクなうえに、高度なスキルも不要。出品すれば24時間、商売を続けてくれるのですから。プロも数多く加わっていますが、個人でも十分、成功のチャンスがあります。

今回は、そんなネットオークションの世界で週末起業を果たしたKAZUさん(43歳)をご紹介しましょう。


誰でもできるオークション支援サイト
代表:KAZUさん(43歳・会社員)
開業:2000年2月 


●売れ筋商品はフリマで発掘!

KAZUさんはふとしたきっかけで、ネットオークションに「ハマってしまった」ビジネスマン。本業のかたわら、年間で粗利500万円を稼ぎ出しています。パワーセラーへの道のりはどのようなものだったのでしょうか。

―現在、どんなサイトで、どんな商品を出品していますか?
ヤフー、ビッダーズ、楽天、eBay(アメリカ)で、、婦人服を出品しています。主力商品は、ヤングレディースのワンピースやスカートなどです。

―仕入れは先はどんなところですか?
全体の8割はフリーマーケット。あとはブティックやデパートのセール品、アウトレットなどが多いですね。ときにはアメリカの問屋からも仕入れることもあります。

―商品撮影のコツはあるのでしょうか
写真はもっとも大切な要素のひとつです。私の場合、自宅のリビングの窓ぎわで撮影をおこない、採光に気を配っています。家具も撮影スペースが確保できるよう、どけてあるくらいです。

―商品説明文を書くときに気をつけている点はありますか
HTMLタグを使った表形式にして、見やすくするようにしています。また、商品の傷みなどの欠点は必ず明記します。

―ビッダーズ、楽天、eBayなどは、それぞれ出品のコツが違うのでしょうか
楽天は主婦の利用が多いので、雑貨やごく普通の日常着が中心。これに対し、ビッダーズはブランド品です。また、eBayには日本的な雰囲気が色濃いものを出しています。送料がかかるので、日本からの出品はかなり嫌われます。日本らしさのある、オリエンタルな感じの商品を出品するようにしています。

―オークションにおけるタブーやリスクはどんなことでしょうか
リスクはほとんどありませんが、同じ商品を続けて出すと落札金額はすぐに下がってしまいます。したがって、よほどの流行品でない限り、問屋からまとめて同じ商品を仕入れるのは危険が大きいと思います。

―成功の秘訣は、ズバリなんでしょうか?
「売るためのテクニック」ももちろん必要ですが、大切なのは「売れる商品」をいかに探すか、ではないでしょうか。そのためにも、ジャンルは特化したほうが有利だと思います。フリーマーケットや商店街のブティック、量販店の服は、いってみればどこにでもある普通の服にすぎません。しかし、その中でも高く売れる服を選び、高く売れる方法で売れば、オークションで成功することは可能なのです。

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