起業・会社設立のノウハウ/起業・独立事例

起業の夢と現実:小林将大氏(その2)(3ページ目)

小林氏が立ち上げた恋愛相談のビジネスはどのようなビジネスモデルなのか?起業後どのような問題にぶち当たり変化したのかを見ていこう!

執筆者:日下 康幸

当初のビジネスモデルで行き当たった問題

みんでん
みんなの電話占い
当初は、サイトの広告モデルを考えていた小林氏。確かに、3年前のWebサイトの売上はほとんどがバナーなどの広告モデルだった。しかし、そこに時代の変化があり、小林氏の最初の誤算が発生する。

「『みんなの恋愛相談』を創った当時は、SNSなどのコミュニティが月間数億PVとか桁はずれのボリュームになってしまい、恋愛相談というカテゴライズされたサイトでは、広告売上につながるほどのPVをとることが難しい時代になっていました。そこはビジネス的には大誤算でした。」

こんな大誤算の理由を小林氏は以下のように語っている。

「昔、インターネットはドッグイヤーと言われていますが、モバイル業界はもっと流れが早いマウスイヤー(一年が18年分)でビジネスが移り変わっていくのです。流れを体感していないと、すぐに流行に遅れてしまいます。」

時代の流れにより、今まで売上になっていたものがならないということが発生する。こんな不測の事態を小林氏はどのように乗り越えたのだろうか?!

どのように解決してきたか?
小林氏は、「恋愛相談」に関して、ふと視点を海外に移し、アメリカでは心理カウンセラーが電話で応対を行い課金が発生するモデルを目にしてアイデアを得た。

「日本では恋愛をカウンセリングするのをビジネスにしている人が、アメリカのような心理カウンセラーではなく、占い師だということに気づきました。そして、IT社長仲間に占い師さんを紹介してもらいました。」

ここが小林氏のブレイクスルーとなり、一般人同士の相談から、占いをビジネスにするモデルへの展開が始まった。

そして、その幅を広げ、企業向けの占い配信サービス、世界初の携帯電話専用電話占いサービス「みんなの電話占い」、全国の占い師検索サイト「当たる☆占い師名鑑プレミアム」の3つの占いビジネスを展開することとなったのだ。

>次回は、小林氏が実際起業し、内面的にどう変わったのか、そして氏の生活がどう変わったのかを伺ってみます。
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